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<ラトビア>「帰ってきて」訴え…EU加盟後、国民流出

毎日新聞 9月18日(日)12時0分配信

 【ウィーン三木幸治】バルト3国のラトビアが、欧州連合(EU)の基本原則の一つである「移動の自由」に逆行して、西欧で暮らす国民を自国に呼び戻すキャンペーンを続けている。2004年のEU加盟後、若者を中心に西欧への移民が増え、人口が1割以上も減少したからだ。政府関係者は「有能な若者が戻ってくるかどうかは国の存亡に関わる」と危機感を強める。

 ◇動画で「とても悲しい」

 「あなたがいなくなってとても悲しい。帰りを待っていることを知ってほしい」。政府系シンクタンク「ラトビア協会」は7月中旬、帰国を呼びかけるラトビア語の動画メッセージをホームページに掲載した。政府は13年から帰国者の待遇改善に努めるが、人口減少は止まらない。そこで協会は英国によるEU離脱が決まり、欧州が「不安定化」していることを逆手にとり、国外在住者の家族らに「感情に訴える」メッセージを送るよう依頼し始めた。

 アイバ・ローゼンベルガー理事長は「(不安定な)欧州を生き抜くのに最適な場所は母国しかない」と強調。定住につながりやすい大学新卒者向けの雇用確保にも尽力する。

 スウェーデンから昨年帰国したイベント会社経営、ニキータ・カサケビッチさん(24)は「母国での暮らしに関心を持つ人は多い。キャンペーンはラトビアが生き残るための重要な実験だ」と評価した。

最終更新:9月19日(月)12時35分

毎日新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。