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DeNA筒香打点王!本塁打と2冠でCS→日本一へ

日刊スポーツ 9月18日(日)8時0分配信

<阪神3-6DeNA>◇17日◇甲子園

 自身初の大台に乗せた。DeNA筒香嘉智外野手(24)が3安打3打点の活躍で、プロ最多の101打点まで積み上げた。1点を追う5回2死満塁、阪神能見から走者一掃の決勝3点適時二塁打。40本塁打に加え、打点もリーグ単独トップに躍り出た。チームも今季24試合目の逆転勝ちでクライマックスシリーズ(CS)進出へのクリンチナンバーを3に減らした。最短で明日19日にも、球団史上初のCS進出が決まる。

【写真】筒香、松井上回る25歳で「40本&100打点」

 大きく息をはき出し、スッと腰を沈めた。DeNA筒香が勝負の潮目を楽しんでいた。1点を追う5回2死満塁。四球を選んだ前打者ロペスの合図に口角を上げた。「チャモさん(ロペス)が一塁に向かう前、僕を見てウインクしてきた」。阪神能見のカウント1-0からの2球目。ベース板の上に残った外寄りスライダーを捉えた。打球は浜風に乗り、左中間最深部のフェンスを直撃。走者3人を一振りで本塁に迎え入れた。

 重圧を受け止める度量がある。前日阪神戦の2回以降、この日も4回まで無得点が続いた。「『自分が』という気持ちは持ち続けないといけない。それが今の僕の役割でもある」。傲慢(ごうまん)ではない。使命感から逃げず戦ってきた。勝負を決めた一打も「打ち損じたら終わり。1球で仕留めないといけないと思った」と、一撃で能見を沈めた。

 目の前の目標と、最終目標を明確に定めている。3打点を積み上げ、リーグトップの101打点まで伸ばした。プロ入り後初の3ケタ大台にも「1つの目標ではあるけど、そこを目指しているわけじゃない」とはっきり言った。ちょうど1週間前の10日に、広島が25年ぶりのリーグ優勝を決めた。筒香は遠征先のホテル自室で、テレビ画面を目に焼き付けた。「まだ終わっていない。(広島を)倒すチャンスはある。最終目標は開幕前から変わらない」と断言した。

 主将としてチームを引っ張り続け、球団史上初のCS出場権獲得まで目前に迫った。ラミレス監督は「スバラシイ、4番バッター。キャプテンシーを発揮し、数字でも役割を果たしてくれている」と全幅の信頼を置く。筒香は言う。「目指すところは1つしかない」。CS出場を決めた先にある、日本一までの下克上。101打点、40本塁打でセ界最強打者に君臨する男には、「頂点」の2文字しか見えていない。【為田聡史】

 ▼筒香がリーグトップの101打点。DeNAでシーズン100打点以上は13年ブランコ以来13人、16度目。筒香は今年で25歳。DeNAで25歳シーズンまでに100打点は、24歳の78年に104打点の田代に次いで2人目だ。25歳以下のシーズンに「40本・100打点」は7人、9度目。セ・リーグでは63~65年王(巨人)04年岩村(ヤクルト)筒香の3人だけ。松井(巨人)は23歳で100打点、25歳で40本塁打したが「40本・100打点」を初めて記録したのは26歳の00年だった。

最終更新:9月18日(日)8時33分

日刊スポーツ

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