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Wargaming出資のアニメ「終末のイゼッタ」第1話が先行上映

Impress Watch 9月18日(日)14時53分配信

 東京ゲームショウ2016のWargamingブースでは、10月1日より放送予定のアニメ「終末のイゼッタ」第1話の先行上映会が開催された。

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 「終末のイゼッタ」は、第二次世界大戦時のヨーロッパをモチーフとした松竹のオリジナルアニメ。突如として隣国への侵攻を開始したゲルマニア帝国と、その侵攻が目前に迫る小国エイルシュタット王国との激突を描いていく。

【「終末のイゼッタ」放送直前TVCM】

 上映された第1話では、ゲルマニアとエイルシュタットの激突寸前、ゲルマニアの侵攻が始まってしまえば敗戦確実という絶体絶命の状況から始まる。

 エイルシュタット王国の王女フィーネ(CV:早見沙織)はこの状況を脱するため祖国を飛び出し、ゲルマニアの追跡をかいくぐりながら、北西の島国ブリタニアへの応援要請を目指し奔走していた。

 しかし時を同じくして、ゲルマニアはエイルシュタットへの侵攻を開始してしまう。王女の身もゲルマニアの親衛隊に捉えられ、フィーネ、そしてエイルシュタット王国の運命が尽きたと思われたその時、ゲルマニアに捕らわれていた伝説の魔女イゼッタ(CV:茜屋日海夏)が目覚めるのだった。

 本作は、第二次世界大戦時のヨーロッパをモチーフとしたファンタジー作品でありながら、軍事考証に力を入れているのも特徴となっている。ゲルマニア帝国はナチス・ドイツ、ブリタニアはイギリスがモデルといったように、戦車や航空機だけでなく、拳銃、小銃、また階級章や制服といった細かい部分にも着目し、モデルとなる国の状況がアニメ内で再現されている。

 第1話を見る限り、弱小国家のエイルシュタット王国が魔女の力を得ていかにゲルマニア帝国の勢力を逆転していくかが話の中心になっていくと思われるのだが、本格的な戦争描写だけでなく、会話1つ1つの緊張感にも引き込まれるものがあり、それぞれの立場を背負った、登場人物同士の思惑がぶつかる群像劇としても期待させる作りだった。

 第1話上映後、会場では松竹「終末のイゼッタ」プロデューサーの田坂秀将氏、また月刊PANZER編集部で「終末のイゼッタ」軍事ディレクションを担当した柘植優介氏によるトークショウが実施され、2人からは本作のミリタリー面におけるこだわりポイントを聞くことができた。

 まず例として出されたのは、ゲルマニア帝国の憲兵と親衛隊の将校が持つ銃。憲兵は軍の支給品であるワルサーP38を持っており、将校は当時の親衛隊は金のルガーP08を贈りあっていたという話題から、金箔のルガーP08を所持させたそうだ。

 また憲兵は視覚的にもわかるように胸元に鎖のネックレス(ゴルゲット)を下げており、さらに肩の階級章は軍曹を意味しているという。今作では国ごと、階級ごとに階級章がすべて作成されていて、階級章を見れば誰がどの階級なのかわかるようになっているそうだ。

 もう1つの例として出されたのは、ゲルマニア帝国がエイルシュタット王国に爆撃をした際のシーン。ゲルマニア帝国の航空機は両翼下、機体下の3カ所に設置された爆弾を同時に投下するのだが、これは実際にドイツ軍が爆弾を投下した際の写真を元にしているという。

【軍事ディレクション例】

 今回例に出されたのはこの2つだけだったが、こうした考証が本作全般で行なわれており、作品を見る際は細かい部分まで見ていくことでさらなる発見があるそうだ。

 田坂氏は「スタッフ一同ミリタリーが大好きで、命をかけて作っているので、喜んでもらえるものになれば。また今作はオリジナルアニメということで、先がわからない楽しみもある。先へ進むと戦争描写やアクション要素がどんどんすごくなっていくし、イゼッタとフィーネの関係も見どころ」と作品の魅力をアピールした。

GAME Watch,安田俊亮

最終更新:9月18日(日)14時53分

Impress Watch

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。