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<怒り>李相日監督×妻夫木聡 ゲイの優馬役「生っぽく演じてくれると思った」

まんたんウェブ 9月18日(日)20時0分配信

 映画「悪人」(2010年)の原作者・吉田修一さんと李相日(リ・サンイル)監督が再びタッグを組んだ「怒り」が17日に公開された。李監督と出演者の一人である妻夫木聡さんが映画について振り返った。李監督作品に妻夫木さんが出演するのは「69 sixty nine」(2004年)、「悪人」に続いて3作目。2人の“仲良しぶり”が伝わる対談となった。

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 ◇3カ所で素性の知れない3人の男が現れるミステリー

 映画「怒り」は、1年前に起きた殺人事件の犯人が逃亡を続ける中、千葉、東京、沖縄に現れた、素性の知れない3人の若者と、彼らを愛し始めた人々を巡るミステリーで、渡辺謙さんをはじめ、森山未來さん、松山ケンイチさん、綾野剛さん、広瀬すずさん、さらに宮崎あおいさん、妻夫木さんらが出演している。妻夫木さんは、綾野さん演じる無職の男、大西直人と東京・新宿で出会う大手通信会社勤務のサラリーマン、藤田優馬を演じている。

 ◇「優馬の歴史を作っていった」(妻夫木)

 ――優馬はゲイという設定です。撮影前からトレーニングで筋肉をつけたり、新宿2丁目に通ったりして役作りをしたそうですが、実際演じてみて、ご自身、新たな発見はありましたか。

 妻夫木さん:発見かどうかは分からないですけれど、単純に、本当に(綾野さん演じる)直人という人物を僕自身が愛せて、その世界の方に向けていけたので、ゲイってどういうものかと考えなくて済んだのはよかったですね。

 ――直人を自然に愛せたのはなぜでしょう。

 妻夫木さん:ゲイの人たちと一緒に時間を過ごす中で、優馬の歴史を作っていったというか……。ゲイだからって、どういう愛し方をするとか、特にないと思うんですよね。子供も作れないし、結婚というのも、今の日本ではまだ難しい。お互いの信頼のもとに関係が成り立っている。その一方で、多分、心が通じ合う人に巡り合う可能性が、男女間より低い気がするんです。そういう人と出会えると思っていないし、あきらめるところから始まっている。そういう意味で、直人との関係は、純愛だと思います。

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最終更新:9月18日(日)20時38分

まんたんウェブ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。