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アーセナルがハルに勝利するも新戦力ムスタフィのフィットに不安募る/プレミアリーグ第5節

GOAL 9月18日(日)1時17分配信

プレミアリーグ第5節のハル・シティ対アーセナルが17日に行われた。

アーセナルはハルに対し、2008年9月以来、6勝1分けと相性がいい。特にアウェーマッチで最後に負けたのは1915年4月と、100年以上前のことになる。

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦からGKペトル・チェフが先発に復帰。ディフェンスラインはローラン・コシールニーとシュコドラン・ムスタフィがコンビを組み、両サイドにはナチョ・モンレアルとエクトル・ベジェリンが入った。中盤はグラニト・ジャカの先発が予想されていたものの、フランシス・コクラン、サンティ・カソルラ、メスト・エジルといったお馴染みのメンバーが顔を揃え、最前線にはアレクシス・サンチェスが入った。

一行のハルはリーグ開幕戦でレスター・シティに勝利して幸先の良いスタートを切り、勝ち点7を積み上げている。相性の悪いアーセナルが相手だが、勝ち点の奪取を狙いたいところ。

序盤は大方の予想通り、アーセナルがボールを支配し、ハルがじっくり構えてカウンターという展開となった。もっとも、ハルの守備はゴール前のマークが緩く、ボールウォッチャーになるシーンもしばしば。サンチェスらをフリーにするシーンも少なくなかった。

案の定、最初に決定機を迎えたのはアーセナルだった。13分にエジルが右サイドのテオ・ウォルコットへ展開し、素早くグラウンダーのクロスを送ると、待ち構えたサンチェスがフィニッシュ。これは枠を捉えられなかったが、得点の匂いを感じさせる場面を作った。

そして17分にアーセナルが試合を動かす。バイタルエリアでボールを持ったコクランがカソルラへ叩き、そのまま右サイドへ展開。ウォルコットがシュート性のクロスボールをゴール前へ送る。このボールはGKにはじき出されてしまったが、こぼれ球を拾ったアレックス・イウォビが押し込んだ。なお、公式記録は最後にボールに触れたサンチェスの得点となっている。

このまま勢いに乗りたいアーセナルだったが、不安を感じさせるシーンもあった。19分、ムスタフィがロングボールの処理を誤ってアベル・エルナンデスに抜け出されてしまう。コシールニーがカバーに入って事なきを得たが、ムスタフィはこの場面以前にもオフサイドを取ろうとして失敗するなど、やや安定性を欠く。

ただし、40分のシーンでアーセナルは大きく優位に立つ。ウォルコットのお膳立てからコクランがシュートを放つと、ジェイク・リバモアが手を使ってボールをかき出したと判断され、レッドカードを提示される。このシーンで得たPKはGKに止められてしまうが、アーセナルは数的優位に立つことに成功した。

巻き返したいハルは左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンが効果的なオーバーラップを繰り返し、守備面でも1対1で冷静な対応を見せるなど、孤軍奮闘。中盤ではサミュエル・クラカスが正確な長短のパスを織り交ぜてリズムを作る。もっとも、バイタルエリアから先の攻撃の形が定まっていないため、なかなか決定機を作ることができなかった。

後半に入ってもボールを保持するアーセナルは55分、ウォルコットがバイタルエリアで前を向きドリブルを開始。イウォビとのワンツーで抜け出し、GKのタイミングを外すループシュートを決めた。

このまま試合を決定づけたいアーセナル。しかし、そう簡単に試合の幕は閉じなかった。77分、途中出場のデュメルシ・エムボカニがディフェンスラインの裏へ抜け出したところをチェフが倒してしまい、PKを与えてしまう。これをロベルト・スノドグラスに決められて1点を返されてしまった。なお、エムボカニのマークを外してしまったのは、前半から不安定だったムスタフィだった。

その後、アーセナルはサンチェスが追加点を決め、ロスタイムには途中出場のジャカがスーパーミドルを叩き込んで結果的に4−1と勝利している。内容的にもハルを上回っていたし、“快勝”と表現してもおかしくはない試合ではあった。

ただし、ムスタフィはCLのパリSG戦に続いて不安定なパフォーマンスに終わってしまっただけに、期待の新戦力がチームやプレミアにフィットしていけるかどうか、という観点においては不安の残る一戦となっている。

■試合結果

ハル・シティ 1−4 アーセナル

■得点者

ハル・シティ:スノドグラス(79分)

アーセナル:サンチェス(17分、83分)、ウォルコット(55分)、ジャカ(90分)

GOAL

最終更新:9月18日(日)1時17分

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