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<かまぼこ>巨大竜眼で地域活性! ダチョウ卵使用 平戸

毎日新聞 9月18日(日)17時34分配信

 長崎県平戸市を特産のかまぼこで活気づけようと、同市川内町の「宝亀(ほうき)かまぼこ」が、ゆで卵をエソのすり身で包み、油で揚げたかまぼこの一種「竜眼(りゅうがん)」をダチョウの卵を使って完成させた。一般的な鶏卵を使った竜眼に比べ約20倍の大きさがあり、重さは約1.8キロ。開発した宝亀綾美さん(34)は「世界一大きい卵で作った竜眼を話題に、地域活性化の起爆剤にしたい」と話している。【浅野孝仁】

 竜眼の由来は、割った中身が竜の目のように見えることから名前が付いたと言われており、平戸では正月などの祝い事で食べられてきた。最近ではおでんのたねとしても好まれている。すり身で卵を守る姿からアルマジロが転じて「アルマド」と呼ぶ地域もある。

 開発のきっかけは、今年5月、新商品の開発を企画していた宝亀さんと夫の雄希さん(36)が市内の産直施設でダチョウの卵を見かけたことだった。平戸市にはダチョウの飼育・繁殖施設「オッ! ダチョウ村」が2007年にオープンし、1個3500円前後で卵が売り出されている。「これなら誰も作ったことのない商品ができる」と夫婦は開発に取り組んだ。

 商品化までは試行錯誤の連続だったという。卵をゆでても鶏卵と違いなかなか固まらず、すり身を付けてまんべんなく揚げるための時間や方法も何度も失敗を繰り返した。しかし、20日間ほど冷蔵庫で保存した後にゆでると殻がはがれやすくなったり、球体を維持して揚げるための専用の道具を自作したりして工夫を重ね、3カ月ほどで完成させた。味も通常の竜眼とほぼ変わらないという。

 川内町は漁港があり、豊富な魚が水揚げされたことからかまぼこ作りが盛んで、1940~50年代には100軒以上かまぼこ屋があったというが、今は19軒に激減している。宝亀さんは「平戸のかまぼこを知ってもらい、地域が活気付くように願っている」と特産品の復活を期待する。

 竜眼は平戸観光協会のインターネットショップ「マルクトひらど」で10月1日から発売する。販売価格は送料、税込み1万円。問い合わせは宝亀かまぼこ(0956・24・2018)。

最終更新:9月18日(日)18時31分

毎日新聞

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