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金本虎、4年ぶりBクラス…ドラフト大量指名で来季巻き返す!

サンケイスポーツ 9月18日(日)7時0分配信

 (セ・リーグ、阪神3-6DeNA、25回戦、阪神15勝9敗1分、17日、甲子園)大量ドラフト指名から出直しや。阪神はDeNAに逆転負けし、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅。金本知憲監督(48)の1年目はBクラスで終わることが確定した。再び5位タイに落ちたチームの貧打解消へ、10月20日のドラフト会議で野手を幅広く指名することが明らかになった。

 いちるの望みも消え去った。七回に高山のタイムリーで1点差に迫ったが、八回一死一塁の守りで、普通なら併殺の宮崎のゴロをスルーした二塁手・上本の失策から2失点。ありえないミスを取り戻すだけの力は今の虎にはなかった。CS進出の可能性が消え、4年ぶりのBクラスが確定。金本監督は沈痛な表情だった。

 「見ての通り。なんとも言いようがない。練習するしかない」

 『超変革』のスローガンを掲げた今季、若手を育てながら優勝を目指したが、現実は厳しかった。打てない、守れないという課題山積の中、来季の巻き返しに向けて、阪神が10月20日のドラフト会議で大量指名する方針を固めたことが明らかになった。

 球団幹部は「ドラフトで獲れるだけ選手を獲ろうという話になっている。支配下登録選手の枠(70人)があるから、育成指名も復活することになるだろう」と5年ぶりに育成ドラフトにも参加する見通しという。

 球団と現場で今季の戦いぶりを分析。投手力、守備力も課題ではあるが、打線の弱さがここ数年の停滞の一番の要因であるという意見が支配的になったという。今季は支配下登録選手70人のうち59人が1軍を経験。ほとんどの選手が首脳陣の目に触れており、来季以降期待できる選手とそうでない選手についてはおおよその仕分けが終了した形だ。

 今季、育成選手だった原口が金本監督に見いだされて1軍に定着したように、保有選手を増やせば、可能性は広がる。ただし、3軍制導入を視野に入れたものではないという。

 「もっと打てるチームで、5点ぐらいの援護があれば、藤浪の成績(6勝11敗)も変わっていただろう。とにかく打てる選手を集めたい」と球団幹部。1位で即戦力投手を指名する方針は不変で、現状では創価大の156キロ右腕・田中正義投手が有力候補に上がるが、中位以降は高校、大学、社会人、独立リーグにまで着目。打てる野手を幅広くリストアップする構えだ。

 掛布雅之は1973年の6位、新庄剛志は89年の5位指名から主力野手に成長した。星野仙一監督(現楽天副会長)は4位に終わった就任1年目のオフ、ドラフトで大量12人を指名し、血の入れ替えを断行。翌2003年の優勝に結びつけた。今オフは超大物外国人カルロス・ゴメス(レンジャーズ)や楽天・嶋ら国内フリーエージェント選手の補強も水面下で検討中だが、超変革の源流である若手育成の方針は崩さない。どん底まで沈んだ虎を再建する。

最終更新:9月18日(日)7時0分

サンケイスポーツ

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