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太田裕美、「こち亀」に出て初めて息子に褒められた…両さんが大ファンという設定

スポーツ報知 9月18日(日)6時9分配信

 漫画家・秋本治さん(63)の人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(「こち亀」)の最終回を載せた「週刊少年ジャンプ」とコミックス第200巻が17日、都内などで同時発売された。1976年から40年にわたって続いた連載の終幕に別れを惜しむ声が上がる中、主人公の“両さん”こと警察官の両津勘吉が大ファンという設定の歌手・太田裕美(61)がスポーツ報知のインタビューに応じ、秋本さんと両さんについて語った。(高柳 哲人)

【写真】「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の最終話が掲載された週刊少年ジャンプ

 両さんが大ファンという設定で、連載初期に“準レギュラー”として漫画に登場していた太田。コミックス第3巻収録の「射殺命令!?の巻」で初登場し、同巻のあとがきも担当。第4巻には、太田のコンサートを警備する両さんが熱狂的ファンと大乱闘を繰り広げる「亀有大合唱!?の巻」というエピソードもある。ギネスにも認定された40年続いた連載の終幕に「終了を知ったのはネットのニュースでした。両さんは永遠に続くものだと思っていましたから…。本当に驚きました」と話した。

 作品に出たことで、2人の息子たちに「母親の威厳」を示せたという。「96年にテレビアニメが始まった時、2人とも夢中になっていたんです。そのうち自分の家に原作漫画があるのを見つけて、それを読んだら『お母さんが出て来た!』と」(笑い)。歌手としてテレビに出ても反応が薄かったそうだが、「初めて『すごい』と褒められましたね」と振り返った。

 「こち亀」の魅力は「時代が経過しても面白さを失わず、常に新しいファンが生まれているところ」。2年前、レコーディングスタジオで20代のスタッフに「『こち亀』で見てました。光栄です」と言われ、身をもって感じた。漫画で名前を知ることで、歌を聴いてもらえる不思議な縁に驚き、喜びを感じている。

 74年のデビューから歌手を続けてきたからこそ、40年間一度も休載なしのすごさが分かる。「本当に秋本さんを尊敬します。私は一度だけですがレコーディングを飛ばしたことがあるし、『このままでは歌うことが嫌いになるかも』と思って休んだこともありますから。秋本さん自身が、自分がやれないことを両さんに重ねて楽しんでいることがよかったんでしょうね」

 秋本さんは最終回が掲載された「ジャンプ」で、早くも今後の新作の予告をした。「今はホッとされているところもあると思うし、休んでゆっくりしたい気持ちもあるんでしょうが、その一方で『早く描きたい』とモゾモゾしてるんじゃないかな。私も休んでいる時は同じような気持ちになって『歌手が天職だ』と感じましたから」

 ◆太田 裕美(おおた・ひろみ)1955年1月20日、東京都荒川区生まれ。61歳。1974年11月にシングル「雨だれ」でデビュー。翌75年の「木綿のハンカチーフ」が大ヒットし、76年から5年連続でNHK紅白歌合戦に出場。代表曲に「九月の雨」「さらばシベリア鉄道」など。2004年からは伊勢正三(元かぐや姫)、大野真澄(元ガロ)の3人で「なごみーず」としてライブ活動を行う。

最終更新:9月18日(日)8時0分

スポーツ報知