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錦織魅せて圧勝「いい展開でできた」余裕WG残留

日刊スポーツ 9月18日(日)10時19分配信

<男子テニス:国別対抗戦デ杯ワールドグループ・日本-ウクライナ>◇入れ替え戦◇第2日◇17日◇大阪・靱テニスセンター

【写真】西岡、初の単で1勝「日本には僕とダニエルがいる」

 日本男子テニスが強い! 日本が最終日を待たずに3勝目を挙げ、17年ワールドグループ(WG)残留を決めた。前日のシングルス2勝に続き、錦織圭(26=日清食品)杉田祐一(28=三菱電機)組がセルジー・スタホフスキー、アルテム・スミルノフ組を6-3、6-0、6-3のストレートで下し、WG17対戦目にして初めて無傷の3連勝で勝利を飾った。今日18日は5セットから3セット試合に変更し、シングルス2試合を行う予定。

 大阪が待ちに待ったエースが、ついに登場した。05年世界スーパージュニア以来、プロ転向後初の靱(うつぼ)での試合に、錦織が燃えた。デ杯では14年カナダ戦以来3度目のダブルス。杉田とは初ペアだったが「いい展開でできた。決められてうれしい」と先輩の杉田を引っ張り、世界トップの貫禄勝ちだ。

 デ杯出場12対戦目で初めてダブルスからの出場となった。「不思議な感じ」と話していたが、魅せる、魅せる。跳びはねて打つ「エア・ケイ」、得意のリターン、タッチ鋭いドロップボレーと、スーパーショットを連発。レベルが違うとばかりに千両役者の活躍だ。

 代表に選ばれながら初日のシングルスでプレーしなかったのは初めて。先週の全米で4強入り。疲れもあったが、23歳のダニエル、20歳の西岡にシングルスを託したのは、錦織の意向もあったという。植田実代表監督は「圭も、自分1人のチームでは先がないと感じていた」と話す。

 若手2人も「錦織に頼ってばかりじゃだめ。自分たちが力をつけること」(植田監督)と、体中から出場への意思を示していた。加えて、ウクライナは、元世界12位のドルゴポロフを故障で欠き、植田監督は「若手を試す最大の機会。十分に(勝つ)チャンスはあると思った」。その起用に若手2人が初日に勝利で応えた。錦織は「2人が勝ってダメージを残してくれた」と援護射撃に感謝。ダブルスでスタホフスキーは連戦、スミルノフは体調不良の疲れが残る中、錦織と杉田は快勝。チーム全員でウクライナを倒した。

 しかし、エースの座は譲らない。錦織は「若手がつなげてくれたけど、最後に勝って終わった人が1番…」とにやり。「(自分の)まだまだ足元には及ばない。うそですけど」と冗談を言いながらも「刺激になる。僕も頑張らないといけない」。錦織が軸となり、それに若手が続く。今、日本男子テニスから目が離せない。【吉松忠弘】

 ◆デ杯 国際テニス連盟(ITF)主催の男子国別対抗戦で正式名称はデビス杯。1900年に米英対抗戦として始まり4年後に国際競技会に。16カ国がワールドグループ(WG)を構成。その下に3地域の「ゾーングループ」がある。来年はWG1回戦が2月3~5日に行われる。各試合5セット。第1日はシングルス2試合、第2日はダブルス、最終日はシングルス2試合を行い、先に3試合を取った国が勝利となる。

最終更新:9月18日(日)11時50分

日刊スポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。