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<台風16号>九州で大雨 警戒呼び掛け

毎日新聞 9月18日(日)20時57分配信

 九州地方は18日、対馬海峡から延びる前線の影響で、各地で激しい雨が降った。気象庁によると、19日も九州に接近している台風16号が前線を刺激して雨が降り続く見通しで、警戒を呼び掛けている。

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 18日午後10時までの24時間の雨量は、与那国空港(沖縄県)で307ミリ、佐賀県嬉野市で249.5ミリを記録。同日の1時間雨量は、嬉野市66ミリ▽長崎県平戸市60ミリ▽北九州市小倉南区52ミリ--を観測した。

 佐賀県では同日午後6時50分までの24時間に佐賀空港(佐賀市川副町)で121.5ミリを記録するなど3地点で9月の観測史上最多の雨量となり、午後7時前、県内20市町中18市町で土砂災害警戒情報を発表。国土交通省武雄河川事務所は午後7時40分、武雄市などを流れる六角川に氾濫危険情報を出した。

 嬉野市などで7人が自主避難し、武雄市など4市町が計約2万人を対象に避難準備情報を出した。長崎県波佐見町で8人、福岡県飯塚、久留米の両市で計5人が一時、自主避難した。

 交通機関も乱れ、JR筑肥線の筑前前原-大入間、日田彦山線の城野-田川後藤寺間などで一時、運転を見合わせた。

 高速道路は雨量が規制値を超えたため、長崎道大村インターチェンジ(IC)-武雄北方IC間、西九州道の波佐見有田IC-武雄南IC間が全面通行止めになった。福岡市中央区渡辺通りでは同日午前11時半すぎ、薬院新川沿いの市道脇が陥没(長さ5メートル、幅3メートル、深さ2メートル)した。川の水が道路側に流れ込んだためとみられる。

 福岡管区気象台などによると、前線は19日も対馬海峡付近に停滞し、台風16号により暖かく湿った空気が入り込む影響で、九州・山口では雷を伴った激しい雨が降る。福岡、佐賀、長崎の各県では1時間当たり70ミリ、山口、大分、鹿児島(奄美地方を除く)の各県で同50ミリを予想しており、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼び掛けている。【吉川雄策、関東晋慈】

最終更新:9月18日(日)23時17分

毎日新聞