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慶大・加藤拓 東大戦でノーヒットノーラン達成「四球5個が自分らしい」

スポニチアネックス 9月18日(日)7時1分配信

 ◇東京六大学野球第2週第1日 慶大8―0東大(2016年9月17日 神宮)

 今秋ドラフト候補の慶大・加藤拓也投手(4年)が、東大1回戦でリーグ史上24人目(通算25度目)のノーヒットノーランを達成した。5四球と1失策で6人の走者を許しながら、最速151キロの直球とスライダーを軸に打者31人で抑え、打っても左越え2ランを放った。東大は13年秋以来3年ぶりの屈辱を喫した。立大は9―3で法大を下し、先勝した。

 普段はクールな加藤拓が人さし指を突き上げて喜んだ。人生初のノーヒットノーラン達成。ウイニングボールを手に照れくさそうにはにかんだ。

 「やった!と思いました。なかなかできることではないので、できるときに狙わないと。ちょっと疲れました」

 学生ラストシーズンの開幕戦。初回に打線が4点を先制し「絶対に抑えてやる」とスイッチが入った。5回終了後から「あと4回」と自ら口に出して記録を意識し、スライダーと直球を軸に10奪三振。10日のオープン戦で打球が左ふくらはぎに直撃した痛みが残る中で129球を投げ抜き、偉業を成し遂げた。課題の制球は安定せず「四球5個が自分らしい」と反省したが、6回には左越え2ランを放ち、投打“二刀流”で大暴れした。

 底知れない探求心で進化を続ける。過去には慶大陸上部のやり投げ選手と合同練習を行い、投球に生かせる要素を模索。慶大OGでリオパラリンピック陸上代表の高桑早生ら他競技の選手とも積極的に交流する。「常により良い投球を目指す」と変化を恐れずフォーム改造を繰り返す。仙台育英で昨夏の甲子園準優勝し、初スタメンだった1年生捕手・郡司は「球が速いだけでなく鉛玉のような感じ」と証言した。

 スタンドでは日米6球団のスカウトが視察。ロッテのスピードガンで自己最速にあと2キロと迫る151キロを計測し、諸積兼司スカウトは「春よりも投球にうまさが出た。(ドラフトの)順位も上がってくるのでは」と絶賛。現役最多タイのリーグ通算21勝目。剛腕エースは「(ドラフトは)気にしても仕方ない。マウンドで抑えることに集中する」と気を引き締め、次戦に目を向けた。 (青木 貴紀)

 ▼慶大・大久保秀昭監督 加藤は言うことない。初回は力みがあったけどエンジンがかかったら安心して見ていられた。

 ◆加藤 拓也(かとう・たくや)1994年(平6)12月31日、東京都生まれの21歳。鷺宮小2年時に白鷺ヘロンズで野球を始め、小4から東京中野リトルに所属。中野第八中時代は杉並シニアで捕手。慶応高では1年秋以降に投手に転向し、3年春からエースを務め、3年夏の神奈川大会8強入り。慶大では1年春にリーグ戦デビューし、通算58試合で現役最多の21勝10敗、防御率1.86。1メートル75、90キロ。右投げ右打ち。

最終更新:9月18日(日)7時1分

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