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マエケン15勝 ド軍新&日本人3人目の1年目到達

日刊スポーツ 9月18日(日)10時19分配信

<ダイヤモンドバックス2-3ドジャース>◇16日(日本時間17日)◇チェースフィールド

【写真】ダルビッシュ5敗目 自己ワーストに並ぶ7失点

 節目の白星で、自身初の優勝にも前進した。ドジャース前田健太投手(28)がダイヤモンドバックス戦に先発し、5回を3安打1失点。メジャー1年目の日本人投手では3人目の15勝に到達し、同6人目のシーズン規定投球回(162)もクリアした。

 制球が定まらなくても、前田は冷静だった。「逆に体の調子が良すぎて、コントロールが乱れてしまった。体が軽くて、フワフワした感じだった」。2点リードの2回、右打者への外角球がことごとく「ボール」と判定され、1安打2四球などで1点差に詰め寄られた。ただ、修正すべきポイントは心得ていた。

 3回、下半身を意識するフォームを心がけ、配球も強気の内角攻めへ大胆に変えた。無死一塁から、2番からの上位打線を3者連続三振。13年2冠王の3番ゴールドシュミットは、内角へ沈む146キロのツーシームで仕留めた。続く左打者の4番ラムは、フロントドアのツーシームで追い込み、最後は内角低めのスライダーで空を切らせた。1~4番から計6三振を奪い、11日前に対戦したばかりの年俸31億円男、グリンキーに連勝した。

 日本人メジャー1年目の15勝は、07年のレッドソックス松坂(現ソフトバンク)に並ぶ2位タイ。「日本で見ていたら、松坂さんだから、と思ってしまう。こっちに来てあらためてすごさを実感することができました」。次回登板予定の21日(同22日)は、現在4ゲーム差の2位ジャイアンツとの直接対決。自らの力投でマジック点灯の可能性もあり、「もう少し、しっかりした内容で勝てるようにしたいです」。優勝争いの佳境を見据えた落ち着きぶりは、新人離れしていた。【四竈衛】

 ▼前田が15勝目。日本人投手で大リーグ1年目に15勝は、12年ダルビッシュ(レンジャーズ)16勝に次ぎ、07年松坂(Rソックス)に並ぶ2位タイ。前田は通算164回を投げ、規定投球回(162)をクリア。1年目の日本人投手では前記ダルビッシュ以来4年ぶり6人目。

 ◆球団記録 前田が15勝を挙げ、石井一(02年)と柳賢振(13年)の14勝を抜いてメジャー1年目の球団最多勝利記録を更新した。球団の新人記録はR・サトクリフでメジャー3年目の79年に17勝をマークした。今季の新人では両リーグ通じて最多。2位はフルマー(タイガース)とデービーズ(ブルワーズ)の10勝。

最終更新:9月18日(日)12時26分

日刊スポーツ