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【セントライト記念】東の横綱・ディーマジェスティ快勝!2度接触も余裕の首差

スポーツ報知 9月19日(月)6時5分配信

◆セントライト記念・G2(18日・芝2200メートル、中山競馬場、良)

 菊花賞(10月23日、京都)トライアルのセントライト記念・G2が18日、中山競馬場で行われ、1番人気の皐月賞馬ディーマジェスティが快勝。クラシック最後の1冠へ好スタートを切った。2着のゼーヴィント、3着のプロディガルサンに優先出走権が与えられた。

 ふたを開けてみれば、皐月賞馬の横綱相撲だった。ディーマジェスティはスタート直後に2度も接触を受けてバランスを崩し、不本意にも後方に置かれたが、鞍上の蛯名に慌てる素振りはなかった。3角過ぎから馬なりで大外を回り、追い出しを待つ余裕すらあった。それだけロスのある競馬で上がり3ハロンはメンバー最速の34秒5。ラストはゼーヴィントと際どい勝負だったが、中身は完勝だったと言える。

 「首」という着差が示すのとは対照的に、蛯名はクールな表情で振り返った。「詰められたんじゃなくて(後続が)来るのを待って余裕を持って追い出した。ダメージを残さない方がいいと思ったので。スタートして寄られてあの位置での競馬になったけど、脚はある馬なので慌てることはなかった」。言葉の端々からパートナーに対する厚い信頼が伝わってきた。

 全ての馬が無事に秋を迎えるとは限らない。これまで激走した春の疲労から離脱したクラシックホースは少なくない。放牧先は同じ厩舎の先輩、エルコンドルパサーが夏場を過ごした北海道のファンタストクラブ木村牧場で滞在。「何かあれば“エルコン・ノート”を広げた」と同牧場の川嶋秀人場長。春の激走から毛づやや爪が著しく悪化したが、先輩の足跡をたどることで、一流馬にしか分からない夏の壁を越えることに成功した。

 二ノ宮調教師は「春より芯がしっかりしてきた。まだ仕上げていないので余裕を持って臨める」と叩き台を強調。2冠制覇がかかる3冠最終戦の菊花賞へ、東の横綱がこれ以上ない好スタートを切ったことは間違いない。(牧野 博光)

 ◆ディーマジェスティ 父ディープインパクト、母エルメスティアラ(父ブライアンズタイム)。美浦・二ノ宮敬宇厩舎所属の牡3歳。北海道新ひだか町・服部牧場の生産。通算成績は7戦4勝。総収得賞金は2億8543万2000円。主な勝ち鞍は皐月賞・G1、共同通信杯・G3(16年)。馬主は嶋田賢氏。

最終更新:9月19日(月)7時2分

スポーツ報知

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