ここから本文です

広島カープの25年ぶりの優勝が鯉党・岸田文雄外相を奮い立たせた!カープ愛はうす~いキャラを救えるか?

産経新聞 9月18日(日)15時33分配信

 プロ野球の広島東洋カープが、25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした。これに大喜びしている鯉党が政界にもいる。自民党岸田派会長の岸田文雄外相(衆院広島1区選出)だ。岸田氏は安倍晋三首相の後継となる「ポスト安倍」の有力候補の一人だが、石破茂前地方創生担当相らに比べ地味で特徴に乏しい。岸田派議員は次期首相レースで岸田氏を埋没させまいと、カープ愛を生かした「キャラ設定」を画策するが…。

 「41年前のカープの初優勝の時は後楽園球場でその瞬間を味わい、感激を致しましたが、今年の25年ぶりの優勝もこれまでの様々な思いが駆け巡り、感激もひとしおです」

 岸田氏は12日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」にこう投稿し、広島の四半世紀ぶりの悲願達成を祝福した。岸田氏が公務や党務以外の話題でフェイスブックを更新するのは珍しい。広島が初優勝を決めた昭和50年10月の巨人戦を観戦した経験にふれ、自身が長年の広島ファンであることをアピールしてもいる。

 記者会見や国会答弁などでは硬い表情で安全運転に徹している岸田氏だが、広島の話題になると相好を崩して生き生きと話し出す意外な一面を持ち合わせている。広島の初優勝を間近で目撃したことと、野球部に所属していた高校時代、後に広島の黄金期を支える選手となった高橋慶彦氏と試合したのが自慢だ。

 これに目をつけているのが、岸田氏を「ポスト安倍」に押し上げたい岸田派議員たちだ。彼らは次期首相レースで岸田氏が埋没するのを危惧し、「どうキャラを立てていくかが課題だ」「バラエティー番組に出演してはどうか」などと思案をめぐらせている。

 確かに、鉄道や軍事などマニアックな趣味を持つ石破氏、だて眼鏡や網タイツといった個性的なファッションが際立つ稲田朋美防衛相らは、知名度が高い上に「キャラ立ち」している。一方、岸田氏には石破氏らほどの知名度はなく、特徴に乏しい。人となりに関して知られているのは「酒豪」ぐらいだろうか。

 首相の座を射止めるには有権者に親しみを持たれる一面が必要-。そう考える岸田派議員にとっては、広島のリーグ優勝は「千載一遇のチャンス」(中堅)。岸田氏のカープ愛を生かし、この機会に「キャラ立ち」させようというわけだ。ある派幹部は、広島の「カープ女子」、オリックスの「オリ姫」を引き合いに、「『フミオ女子』もつくろう!」とノリノリだ。

 ただ、岸田氏は「目立ちたがらないところが長所でもあり短所でもある」(岸田派議員)。いくら周囲がおぜん立てしても、パフォーマンスじみたことを好まない真面目な性格がストップをかける可能性もある。派内には「本人が乗ってこないのではないか」と不安視する声もあり、岸田氏のキャラ設定は簡単ではなさそうだ。(政治部 豊田真由美)

最終更新:9月18日(日)18時25分

産経新聞

いかにして巨大イカを見つけたか
人類は水中撮影を始めたときから巨大イカ(ダイオウイカ)を探し求めてきました。しかしその深海の怪物を見つけることは難しく、今まで撮影に成功したことはありませんでした。海洋学者であり発明家でもあるエディス・ウィダーは、ダイオウイカの初の撮影を可能にした知見とチームワークについて語ります。