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ロシア下院選 全土で投票始まる、与党過半数維持なるか

産経新聞 9月18日(日)18時54分配信

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアで18日、下院選(定数450、任期5年)の投票が行われた。原油安や欧米の制裁で国民生活が圧迫されるなか、与党「統一ロシア」が過半数の議席を維持できるかが焦点となる。即日開票され、日本時間の19日午後には大勢が判明する見通し。

 ウクライナ南部クリミア半島の併合以降の高い政権支持率を背景に、統一ロシア(現有議席238)の優位は揺るがない情勢だ。下院はほかに共産党(同92)、公正ロシア(同64)、自由民主党(同56)で構成されるが、みな政権寄り立場で事実上、オール与党の体制にある。リベラル系政党「ヤブロコ」が議席を獲得するかも注目される。

 2011年の前回下院選では不正が行われたとして、全土でデモが行われる事態を招いた。当局は今回、前回の倍にあたる14政党の選挙参加を容認。人権問題の大統領全権代表を務めた女性を中央選管委員長に任命するなど、選挙が民主的に行われたというイメージづくりに腐心した。

 下院選は当初予定の12月から9月に前倒しされた。組織力に欠け、準備も不十分なまま選挙に臨まざるを得なかった野党への対策との見方も出ている。

最終更新:9月18日(日)18時54分

産経新聞