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優勝した広島にあって下位低迷の中日にないもの…

サンケイスポーツ 9月18日(日)15時0分配信

 【球界ここだけの話】

 優勝した広島にあって、下位低迷の中日にないもの。25年ぶりのリーグ制覇を目前で経験させてもらったこともあり、こんなことをよく考える。

 広島が優勝を決めた10日の巨人戦(東京D)で、印象的なシーンがあった。マウンドのマイコラスが、2被弾のあと安部にこの日2つ目の死球をぶつけた。それに対し、三塁ベンチ前で投球に備えていた黒田が、鬼の形相で助っ人をにらみ、歩み寄ろうとした。新井も大声で、ベンチを飛び出し、一触即発のムードとなった。

 決してほめられる行為ではないが、ベテラン2人が、味方のために体を張ろうとする態度に、チームの一体感を見た。新井と黒田がみせた闘志が、チームを鼓舞し、一つにした。

 対照的なシーンが中日にあった。7月24日のヤクルト戦(ナゴヤD)で、バレンティンの空振りしたバットが捕手・杉山の頭部を直撃。そのままうずくまり、緊急搬送された。それを見ていた常勝時代の元選手が振り返った。

 「ありえないですよ。味方がやられてるんですよ。ベンチがしらけているというか。昔なら、誰かが飛んでいってますよ」

 向こうに悪気はないとはいえ、味方がやられても、大人の対応というか、悪く言えば、無関心。新井や黒田のような熱いリーダーの『チームのために』といった自然の行為が、中日で最近は見られない。

 谷繁前監督も「チームカラーもあるけど、うちには、チームを引っ張ってくれる選手が、なかなか出てこない」と話したことがあった。

 勝つ集団には、自然とリーダーが現れる。リーダーを中心にまとまるから、強くなるのかもしれない。かつてのドラゴンズにも、戦う姿勢を前面に出す立浪和義ら熱きリーダーが存在した。だが今は…。新監督やスタッフもそうだが、チームリーダーの育成も、これからの竜の課題となる。(長谷川稔)

最終更新:9月18日(日)21時52分

サンケイスポーツ

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