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内川&松田、頼れるアベック弾 松田はバット5グラムに工夫

西日本スポーツ 9月18日(日)9時59分配信

■15試合ぶり一発

 もう最後まで首位の座は渡さない。松田が、その思いを力強いスイングに込めた。1点リードの6回。高めに浮いたディクソンのカーブを見逃さなかった。左中間テラス席にたたき込む24号ソロ。和田が5回に1点差まで詰め寄られる苦しい展開の中、価値ある一発でベンチを奮い立たせた。

骨折で離脱後初めてティー打撃をする柳田

 「1点(リード)より2点の方がいい。しっかり集中して打席に入れた。本当に、ホームランを打ててよかった」

 チームを勝利に導き、心の底から喜んだ一発は、8月27日のロッテ戦以来、15試合ぶりだった。本塁打数は日本ハムの中田と並ぶ日本人選手リーグトップ。「そこ! 早く25本目を打ちたいね」。リーグVが最優先だが、ライバル球団の主砲との争いも制する意気込みだ。昨季は2戦連発が4度で、3戦連発が1度。一発出れば乗っていく性格だけに「だから明日が大事」と、量産をもくろむ。

 優勝争いの重圧とも戦いながら、ここまで全131試合に出場し、元気が最大の武器でもある“熱き33歳”とて疲労はピークだ。それでも「主力がずっと出るチームは強い」と、痛いかゆいは口にしない。この日は890グラムのバットの先端部分を削り、885グラムで試合に臨んだ。「きのう重たく感じたので…。振り抜けないとダメ」。わずか5グラム、されど5グラム。自らを知るからこその少しの工夫で、勝利のアーチを描いた。

 ここまで来たら打線の底力で、ゴールテープを切る。初回は3番の中村晃が左中間へ先制適時二塁打。内川が進塁打を放った後に、松田の左前適時打で加点した。3回には内川が中堅左へ適時二塁打。クリーンアップがそろい踏みで打点を挙げたのは8月27日以来で、右手薬指を骨折した柳田の離脱後は初めだ。8回には内川が左翼席へ18号のダメ押し弾。頼もしい「ウチマツ」アベック弾を、工藤監督も「(2人が)非常に大きなホームランを打ってくれた」と喜ぶ。柳田不在を感じさせない打線が、きょうこそVマジックを再点灯させる。

=2016/09/18付 西日本スポーツ=

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最終更新:9月18日(日)9時59分

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