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政府も動いた「AV出演強要問題」 今、本当に求められている対策とは

AbemaTIMES 9/18(日) 12:20配信

(C)AbemaTV

数々の問題を抱えるAV業界。出演したくないのに強制的に出演させられる、騙されて契約してしまったため多額の違約金を払うよう脅され泣く泣く出演してしまう…近年、そのような形で被害にあった女性が後を絶たない。

今年6月、大手AVプロダクションの元社長らが労働者派遣法違反の疑いで逮捕された。この元社長らは、「違約金を払え」「親に言うぞ」などと数々の女性を脅し、AVに出演強要させたという。またかつて所属していた事務所により強制的に出演させられていたという元AV女優の香西咲さんは「社長に辞めたいと言ったらふざけるなと怒鳴られた。お前にかかったお金をどうしてくれるんだ、と言って辞めさせてくれなかった」と語る。

このAV業界の問題について、ついに今年の6月政府が動いた。「AVへの出演強要は予防と根絶が必要な女性に対する暴力被害について実態の把握に努めたい」とする答弁書を閣議決定した。

さらに今年3月には国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」が調査報告書を公表。そこには「AVに出演強要される女性の被害が相次いでいる」、「『債務奴隷』ともいえる深刻な事態であり、女性に対する深刻な暴力である」と記載されている。またヒューマンライツ・ナウにて事務局長を務める伊藤和子氏は、「かなり衝撃的だったようで、こんなことがあるとは夢にも思わなかったとか、AVを観ている男性でもこんなことでは観たくない、本当に買っていいのだろうかと言う声も挙がっている」と社会的に問題が認識されていったと述べる。

そのような中、元AV女優・川奈まり子氏は業界健全化を図り、表現者ネットワークAVANを設立。AV出演者が交わす契約書の統一様式の策定や現場や生活上の相談窓口を設置・プロダクションを準会員、メーカーを賛助会員として迎え業界全体で連携していくことで、強要出演などの被害にあう女性を減らす活動を行っている。

また編集者・ライターの赤谷まりえ氏は「AV業界は狭いようで広い。今の世の中誰でも作品をあげることができるため、アダルトビデオといってもひとくちには言えない」と現在のAVについての持論を展開。

「業界を改善し健全にすることは一つのフェミニズムの勝利である」と考える川奈氏。今後のAV業界の動向に目が離せない。

最終更新:9/18(日) 16:42

AbemaTIMES