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“手紙交換” 心の交流描く 高森さんの新作「お手がみください」が刊行

デーリー東北新聞社 9月18日(日)11時23分配信

 三戸町在住で、同町立図書館に勤務する高森美由紀さん(36)の新作小説「お手がみください」が、産業編集センターから刊行された。本作では、主人公とひいおばあちゃんとの「手紙交換」を通じた心の交流を丁寧に描いた。

 高森さんは、働きながら小説の執筆を続けており、著書「ジャパン・ディグニティ」が第1回暮らしの小説大賞、「いっしょにアんべ!」が第44回児童文芸新人賞を受賞。本作が通算5作目となる。

 物語は、再就職で悩む主人公が、ふとしたきっかけから亡くなったひいおばあちゃんの部屋で、自分が小学校時代に書いた手紙を見つけるところから始まる。

 アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルの絵本「ふたりはともだち」から着想を得たという高森さん。メールや電話が普及した最近だからこそ「手書きの文字を通じたやりとりの独特な魅力を伝えたかった」と書き始めた。

 自身も小学校時代に、曽祖母と手紙の交換しており、当時を思い出しながら文章をしたためた。高森さんは「手書きすることが少ない若い世代に、何か感じてもらえることがあると思う。ぜひ読んでもらいたい」と話す。

 「お手がみください」は1200円(税別)。八戸市内の一部書店で扱っている。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月18日(日)11時23分

デーリー東北新聞社