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ヤンバルクイナの繁殖確認 沖縄・大宜味、生息域回復

沖縄タイムス 9/18(日) 10:00配信

 大宜味村でヤンバルクイナの繁殖が確認された。NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の調査で7月、村北部に設置した自動撮影カメラにつがいの親鳥と幼鳥3羽が十数回、写っていた。村内で繁殖が確認されるのは2000年以降初めて。調査した金城道男副理事長は「国と県が長年取り組むマングース防除がヤンバルクイナの生息域回復につながった」と評価している。

 森林内の川の近くで7月5~31日、自動撮影カメラを設置。親鳥の後を追って複数の幼鳥が川を横切ったり、羽繕いをしたり、カエルを捕まえようとして逃げられる様子など、親子の行動が十数回にわたって写真や動画で撮影された。

 村内では1990年代まで生息が確認されたが、2000年の県の調査以降、確認できない状態が続いていた。生息域縮小の要因とみられるマングース防除を環境省と県が進めた結果、11年の調査で少数の生息を確認。今回初めてつがいが幼鳥を連れ歩く様子などが撮影された。この場所が生息域の南限とみられる。

 金城副理事長は「マングースがいなくなれば、ヤンバルクイナが復活することが示された。防除を続けていけば、さらなる生息域回復が期待できる」と話した。

最終更新:9/18(日) 10:00

沖縄タイムス