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殺処分ゼロへ 三農高「命の授業」刊行

Web東奥 9月18日(日)11時21分配信

 三本木農業高校(青森県十和田市)の日常をまとめた書籍「三本木農業高校の命の授業」(同高監修)が、このほど光文社(東京都)から刊行された。ペットの殺処分ゼロを目指す取り組み「命の花プロジェクト」や動物の世話など同高ならではの活動を通じて生徒が成長していく様子が書かれており、瀧口孝之校長は「多くの人たちに読まれることで、生徒たちの励みにもなる」と話している。
 「命の授業」は、女性週刊誌の企画で取材に訪れた記者の堀ノ内雅一さん(57)とカメラマンの高野博さん(68)が同高の魅力に引き込まれ、取材を重ねてまとめた。
 二人は2014年春に初めて来校。「先生と生徒たちのおおらかさに感動した」と振り返る。
 全校田植えや、その後に田んぼ内で旗を争奪する「マッドフラッグ大会」、ニワトリ解体、早朝からの動物の世話などの様子を紹介。四季が移り変わる中、実習などを通じて成長していく生徒の姿などが描かれている。「きちんと心から『いただきます』を言える人間にならないと」など、先生や生徒たちの言葉も堀ノ内さんの心に残ったという。
 堀ノ内さんは「昔の青春ドラマに出てくるような熱血先生や、結婚後に新幹線通学で教員免許を取得した『遠回り先生』など個性的な先生も多い」と言い、高野さんも「難しい年ごろの生徒たちの素の笑顔が自然に撮れた。勉強に行き詰まった中高生にもこの本を読んでもらいたい」と話している。
 瀧口校長は「農業高校の面白さがよく表現され、三農という学校の一端が分かる」と語った。
 同書は1300円(税抜き)。県内の書店で発売中。

東奥日報社

最終更新:9月18日(日)11時26分

Web東奥