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グンゼ、メディカル衣料を本格展開 専用サイト立ち上げ、ラインアップ拡充

SankeiBiz 9月20日(火)8時15分配信

 グンゼは、病気やけがで治療中の患者向けに今年立ち上げた衣料品ブランド「メディキュア」の拡販を本格展開している。今月から第2弾の商品を発売したほか、専用サイトを立ち上げて情報発信力を強化した。今年度中にラインアップを充実させ、患者のセルフケアを通じたQOL(生活の質)向上の一助となる新ジャンル「メディカル衣料」として育てる方針だ。

 患者の中には、肌着の縫い目の凹凸を刺激と感じたり、肌が以前より敏感になったりする人や、術後・治療後も傷の痛みに悩み続ける人もいる。メディキュアは同社のコールセンターに寄せられた既存の商品への感想や要望がきっかけとなり、患者や医師や看護師の意見を集めて今年2月、誕生した。

 生地接着で縫い目をなくす「完全無縫製」技術や生地への特殊加工など、自社の独自技術を活用し、皮脂や薬剤が残留しにくく、物理的・化学的な刺激が少ない肌着(紳士・婦人各2種、2700円~)を発売。今月から第2弾商品として、そったり抜けたりして頭髪がない人向けの帽子「サポートキャップ」(2種5色、1620円~)を投入した。

 また、ブランド専用サイトを開設し、主に患者向けに治療中・治療後の肌悩み解消のための情報を発信する。今冬には腹部の傷を覆うことができる婦人用ハイウエストショーツを、今年度内中に複数の新商品を投入する計画だ。

 同社の中期経営計画(2014~20年度)では、健康・医療事業を重点事業の一つとしており、中核となるメディキュアの20年度の販売目標は25億円。

 販売ルートは電話注文と自社通販サイトのみという同社初となる直販での展開について、児玉和社長は「流通に乗せて全国展開するこれまでの商品と、メディキュアは異なる。必要とする人に向けて機能説明ができる形で進める」と話す。認知度向上に医学・疾患系学会での商品展示を行ってきたが、今後は医療従事者向けセミナーの開催や、病院の患者相談室での見本展示を進める方針だ。

最終更新:9月20日(火)8時15分

SankeiBiz