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FOMC控えボラティリティー高まる、声明に注目=今週の米株市場

ロイター 9月19日(月)11時34分配信

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 19日から始まる週の米国株式市場では、20─21日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)でどのような政策決定が行われるか、米経済の成長トレンドが米連邦準備理事会(FRB)による利上げの根拠となるかどうかが注目される。

米株市場は過去2カ月間、比較的落ち着いた値動きを見せていたが、FOMCを控えたここ1週間ほどはボラティリティーが急に高まっている。

米利上げ観測の変動を背景に、過去6営業日でS&P総合500種指数<.SPX>が1%以上動くケースが4回あった。内訳は上昇が2回、下落が2回。

投資家の不安心理の度合いを示すとされるボラティリティ・インデックス(VIX)<.VIX>は2カ月ぶりの高水準に迫っている。

ここ1週間に発表された経済指標の内容が強弱まちまちだったことを受け、投資家の間で9月のFOMCで利上げが決まるとの見方は後退した。CMEフェドウォッチによると、16日午後の時点で、市場が織り込む9月利上げの確率はわずか15%。

FRBが市場の予想通り9月のFOMCでの利上げを見送った場合、注目は12月のFOMCに移る。

プルデンシャル・ファイナンシャルの市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「FRBから今回、市場に12月の利上げを織り込ませるようなタカ派色の強いメッセージがある場合、それを裏付ける(力強い経済)データがある限り、市場はそのメッセージを消化できるだろう」と指摘する。

一方、チェース・インベストメント・カウンシルのピーター・タズ社長は、9月のFOMCで何も示されず、12月の利上げに確信が持てない状況になった場合、値動きの荒い展開が続くとの見方を示した。また、ボラティリティーを高める要因には米大統領選や世界経済の情勢も含まれると指摘した。

FRBの政策決定は、低金利環境の恩恵を受ける傾向にある、高配当の通信株<.SPLRCL>や公益株<.SPLRCU>のパフォーマンスにも影響するとみられる。通信・公益の両セクターともに年初来約13%上昇し、他のセクターをパフォーマンスで上回っている。

最終更新:9月19日(月)11時34分

ロイター