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【日本ハム】大谷9本目V打!M点灯に待った「僕らは勝つしかない」

スポーツ報知 9月19日(月)6時6分配信

◆日本ハム4―2ロッテ(18日・札幌ドーム)

 日本ハムが大谷のV打でロッテに快勝し、ソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止した。1―1の3回に大谷が右前適時打、4回にはレアードの37号ソロなどで2点を加えた。高梨は6回1失点で初の10勝目、新人王へ猛アピールした。ソフトバンクはオリックスを下して4連勝。バンデンハークが6回2失点で5月以来の白星となる7勝目を挙げた。ソフトバンクが19日に勝ち、日本ハムが敗れると、ソフトバンクにマジック「8」が点灯する。

 札幌Dを包む一瞬の静寂の後、大谷が乾いた快音を響かせた。同点の3回1死一、二塁。涌井の甘いフォークを狙い打った。勝ち越しの右前適時打は、今季9本目のV打となった。「僕らは勝つしかない。一戦一戦、どんな戦いでも勝ち切れるように。そこだけ」。ソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止し、0・5差でピタリ。試合後も表情は引き締まったままだった。

 ようやく天敵を沈めた。相手は涌井。チームは13年8月7日から5連敗中で、昨年10月12日のCS第1S第3戦(札幌D)では7回途中1点に抑えられ終戦した。大谷も試合前まで通算4打数無安打。今季打者で対戦はなかったが、3月25日の開幕戦(QVC)で投げ合い、負けていた。「制球もいいですし、いい投手。チャンスはあまりない。しっかり取るところで取れて良かったです」。涌井に西武時代の12年以来となる日本ハム戦での黒星をつけた。

 勝ち越し打の直後の一、二塁では中田の三塁へ高く弾んだゴロで二塁へ激走。セーフで野選とした。栗山監督は「スタートから全力。素晴らしいこと。打つ打たないよりも、走塁をきっちりできることが(投打の)2つやれる信頼感になる」と絶賛。球団としては東映時代の1964年以来となるパ・リーグ全球団からの勝ち越しが決まった。

 2日オリックス戦(ほっと神戸)で惜敗し、ゲーム差は1・5に広がった。翌3日の試合前。栗山監督は今季初めて全選手、スタッフをベンチ裏に集めた。「ここだと思った」と、鬼気迫る表情でゲキを飛ばした。「もう一回ここから。チームは落ちたのではなく、(最大11・5差から)ここまで上がってきたんだ。こんなV争いをできることはない。勝つことだけ。楽しんでいこう」そこからチームは6勝3敗2分け。試合中もロッカーにはソフトバンク戦の映像が流れている。しびれるV争いに、22歳の二刀流は「ホークスの結果で左右されることはない。こっちも勝つだけ」と気合十分だ。

 21日からはソフトバンクとの天王山2連戦(ヤフオク)。大谷は初戦、先発と打者のリアル二刀流、第2戦も野手で出場する可能性が高いが、「明日がすごく大事。今日で勝ち越せたのは良かったし、3連勝することも大事」。3タテを決め、勢い十分で敵地に乗り込む。(小谷 真弥)

最終更新:9月19日(月)15時22分

スポーツ報知

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