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巨人 CS確定でもベテラン「フル回転」の事情

東スポWeb 9月19日(月)11時27分配信

 巨人は18日の阪神戦(甲子園)が雨天のため試合前に中止となった。11連戦の真っ最中に降って湧いた“休養日”とあって、室内練習場で汗を流したナインからは口々に歓迎の言葉が並んだ。だが、すでにV逸は決定。連戦がきついのなら、レギュラーを休ませ、若手にチャンスを与えればいいだけのような気もするが、どうやら「休養モード」に突入できない事情があるようで…。

 中止の決定を受けた阿部が「これが本当の恵みの雨だな」としみじみと率直な感想を漏らせば、チームで唯一全試合スタメンを張っている村田も「正直、助かります。移動も変則的だったので。1日でも休めれば変わる。(宿舎に)帰って休みます」と思わず表情を緩めながら宿舎へ向かうバスに乗り込んだ。

 練習を見届けた由伸監督は、中止について「体的には良かったんじゃないですか」と前向きにコメントし、尾花投手コーチも「(登板過多が続いた)リリーフ陣には良かったんじゃないか」と語った。

 確かにチームは疲労がたまる一方だった。本来であれば、この日が11連戦の5戦目。試合による疲れはもちろんだが、名古屋→広島遠征に始まり、16日は東京ドームの試合当日に帰京してナイター。17日は本拠地のデーゲーム後に関西入りと、不規則な生活を強いられていた。

 ならば、ベテランの阿部や村田らは、試合を休ませながら起用しても良さそうなもの。すでにチームのV逸は決まっている。しかし、現実には広島の優勝が決まっても、大連戦に突入してもフル回転が続いている。そもそも、なぜ休ませられないのか? チームスタッフによれば「チームの目標を『優勝』から『2位』に切り替えた以上、監督は少なくとも2位を確定させるまで動かすつもりはないようだ」という。主力のベテラン勢から笑みがこぼれたのも、そうした背景も影響しているようだ。

 チームはこの日、3位以上が確定。満身創痍の体にムチを打ちながら指揮官の起用に応えるためにも、この日の貴重な“休日”を生かして早く2位を決めたいところだが。

最終更新:9月19日(月)11時27分

東スポWeb

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