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<パラ陸上>仲間に元気を与え 女子マラソンの道下「銀」

毎日新聞 9月19日(月)1時28分配信

 リオデジャネイロ・パラリンピックは最終日の18日、初めて採用された視覚障害者による女子マラソンで道下美里(三井住友海上)が3時間6分52秒(速報値)の2位でフィニッシュして銀メダルに輝いた。

 道下が通っている福岡市中央区の治療院では、練習や過去の大会で伴走をしてきた友人ら7人が「TEAM MICHISHITA」と書いた鉢巻きをして応援した。

 現地に応援に行っている家族や友人から数十分おきに走っている動画がスマートフォンに届き「きょうもいい感じ」と口々に声援を送った。序盤は4位だったが次第にペースを上げ2位に浮上。そのままフィニッシュし、笑顔で日の丸の旗を掲げてウイニングランをする動画が届くと「みっちゃん良かったね」「最高!」と大きな拍手が湧き起こった。

 4年前に知人を介して知り合って以来、伴走を務めている歯科医の樋口敬洋(たかひろ)さん(40)は「出発前の調子は絶好調だった」と振り返る。今夏は猛暑の中を1日50~60キロ走り込み、樋口さんら伴走者がついていくのもやっとだったという。

 樋口さんが伴走を始めた当初は、視覚障害者ランナーの前例がないからと出場を断られた大会もあった。だが、「きょうはこれくらいにしておいたら」と言っても「まだ頑張る」と練習に励む日々を重ね、飛躍的にタイムが向上。レースで実績を重ね大会からゲストランナーとして招かれるほど認知度が高まった。リオにたつ日、福岡空港に見送りに駆け付けたランナー仲間らは約100人に上った。「とんでもなく努力すればかなわない夢はないと教えてもらった。出会って人生観が変わった」と樋口さん。

 集まった7人もみな彼女を介して知り合った仲間たちだ。2000年シドニー五輪の陸上競技日本代表のスポーツトレーナーも務めた治療院の岩井真一さん(49)は「不調の時も全てをポジティブに捉える積極性が道下さんの魅力」と語る。多くの仲間がその姿に元気をもらってきた。「トップに追いつけなかった悔しさはあるかもしれないが笑顔で帰って来てほしい。順位の追い上げは日々の努力の成果そのもの。お疲れ様と伝えたい」とねぎらった。【川上珠実】

最終更新:9月19日(月)15時39分

毎日新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。