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スマホVRでスパイを探し出す対戦型ボードゲーム「スパイフォー」

Impress Watch 9月19日(月)10時51分配信

 東京ゲームショウ2016のインディーゲームコーナーにて、UEIソリューションズが開発したテーブルVRゲーム「SPYvsSPYvsSPYvsSPY(スパイフォー)」が出展された。最大4人まで対戦が可能で、対応端末はiOS/Android。発売日は未定。

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 このゲームは、スマートフォン用VRゴーグル(会場では「ハコスコ」)を使用するボードゲーム。ゴーグルを覗くと、3方向に男性キャラクターが見える。これは全員スパイなので、顔を覚えてゴーグルを外し、盤上に置かれたキャラクターカードからスパイと全く同じ顔が描かれたカードを探す。

 ゴーグルで見えるのは全てスパイなのだが、スパイの顔パターンはいろいろあるため、同じ顔のカードが盤上にあるとは限らない。探しても同じ顔がない時には、再度ゴーグルを覗き、真後ろの方向にある扉を3秒間見続けることで、別の階へと移動できる。フロアは3階建てになっており、計9人のスパイをゴーグルで見ることができる。盤上から取るカードは、この9人のいずれかと合致していればいい。

 盤上のカードを誰かが取ると、スタッフが新たなカードを1枚補充する。これで今まで見つからなかったスパイが見つかることもある。また誰かが既に取ったカードを奪うこともできる。相手がゴーグルを覗いている間にこっそりとカードを奪い、気づかれずに自分の手元に置くことができれば奪取成功。手元にきちんと置く前に、奪おうとした人に気づかれてしまうと奪取失敗となり、カードは返却。しかもそのカードは裏向けられ、2度と誰も奪取できなくなる。

 この手順を繰り返し、3人のカードを手元に集めることができたら、ゴーグルを3枚のカードの上に置き、盤上にある丸い脱出チップを取る。これでそのプレーヤーはゲーム終了。全員が3枚のカードを取り終えるか、制限時間の5分間を過ぎたらゲーム終了となる。

 最後は答え合わせ。ゴーグルからスマートフォンを抜き取り、手元の3枚のカードに書かれた番号をスマートフォンに入力すると、そのスパイが間違いでないか確認できる。この正解率と脱出チップを取った順番に応じて任務達成率が算出され、順位が決まる。

 スパイの顔はどれもよく似た感じになっており、ゴーグルと盤上をじっくり見比べないと違いがわからない。しかしあまり熱心にゴーグルを見ていると、他のプレーヤーにカードを奪われる危険性もある。かといって集中できなければ、タイムオーバーで負けということにもなってしまう。VRゴーグルで視界を奪うことによって、駆け引きが生まれるというのがこのゲームの面白いところだ。

 端末によって見えるスパイは異なるので、必ずしも対戦相手の持っているカードが自分の探すスパイとは限らない。端末同士での通信などはせず、あくまでスタンドアローンで動くアプリなので、iPhoneとAndroidのように端末が違っても問題ない。プレイする人数分のスマートフォンとVRゴーグル、それにボードゲーム本体があればプレイ可能になる。この辺りの発想も含めて、うまく考えられたボードゲームだ。

GAME Watch,石田賀津男

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最終更新:9月19日(月)10時51分

Impress Watch

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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