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米NYで爆弾テロ、29人負傷=廃材容器に仕掛けか―国連総会で厳戒態勢下

時事通信 9月19日(月)0時54分配信

 【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市マンハッタン中心部の繁華街の大通りで17日夜(日本時間18日午前)、大きな爆発があり、市警の発表によると、29人が負傷した。

 何者かが爆発物を仕掛けたとみられ、ニューヨーク州のクオモ知事は18日、「テロ行為であることは明らかだ」と指摘した。ただ、知事によれば、「現時点で国際的なテロとのつながりを示す証拠は出ていない」という。

 市内では国連総会が開催中で、厳戒態勢が敷かれる中での爆発事件に、警察など関係当局に衝撃が広がっている。

 米メディアが捜査当局の話として伝えたところでは、爆発は建物の前に置かれた廃材容器で発生したもようで、何者かが爆発装置を仕掛けたとみられる。

 デブラシオ市長は現場で記者団に「これは故意によるものだ」と強調、事故ではないと断言した。クオモ知事も18日午前に開いた会見で「ニューヨーク市民を危険にさらすような犯人を許すことはできない」と強調した。

 また、現場近くの別の場所でも導火線と携帯電話が取り付けられた圧力鍋のような不審物が発見された。不特定多数の市民を狙って複数の爆発物を仕掛けた可能性がある。

 米東部ではニュージャージー州でも17日午前、マラソン大会を狙ってごみ箱に仕掛けられた時限式パイプ爆弾が爆発する事件が発生。ただ、デブラシオ市長やクオモ知事は、この事件とニューヨークの事件との関連性を否定している。

 一方、米ホワイトハウス当局者は、ニューヨークで発生した爆発についてオバマ大統領に報告。ニューヨークでは13日から国連総会が開催されており、安倍晋三首相やオバマ米大統領ら各国首脳が続々と集結する予定。爆発現場と国連本部は約1.5キロの距離にあり、市警は警備態勢を一層強化する。

 一部メディアによると、米政府は関係省庁や州政府、各自治体の当局者らで構成する共同テロ対策本部を設置し、連続テロの可能性にも備えた厳戒態勢を敷く方針という。 

最終更新:9月19日(月)1時0分

時事通信