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中日小笠原2勝目で最下位脱出「何とか粘れました」

日刊スポーツ 9月19日(月)7時58分配信

<ヤクルト1-8中日>◇18日◇神宮

 中日が小笠原慎之介投手(18)の快投で、約1カ月半ぶりに最下位を脱出した。ドラフト1位左腕は6回2/3無失点で2勝目。ピンチを何度も招きながらあと1本を許さなかった。先発11度目で無失点は初だ。

【写真】中日小笠原粘って2勝、1カ月半ぶり最下位脱出貢献

 「何とか粘れました。ピンチでも逃げちゃダメだと。腕を振るしかないと思って投げました」。3回1死満塁ではバレンティン、鵜久森を切り、5回1死一、二塁はバレンティンを遊ゴロ併殺。いずれも低めに配したチェンジアップだった。ベースの奥行きを使った大人の投球だった。

 逆境に強い。原点は東海大相模時代。2年夏の神奈川大会準決勝。横浜相手に、2点リードの9回2死満塁でリリーフに出た。相手の強打者を直球で押し、右飛にしとめた。平常心を持ちながら、全力で腕を振る。この経験で、ピンチでの心の持ち方を覚えた。

 この日効果を発揮したチェンジアップが生きたのは、質のいい直球があるからだ。17日の東京6大学リーグで無安打無得点を達成した慶大・加藤拓也(4年)に影響を受けた。高校時代、練習試合で対戦。スピードに加え、スピンの利いた球質に衝撃を受けた。球速よりも「打たれない直球」を目指して、日々、フォームの試行錯誤を続ける。

 高卒ルーキーの活躍で、8月6日に最下位転落して以来初めて単独5位に浮上した。8月の谷繁監督の途中解任、4年連続Bクラス決定など暗い話題が多い。小笠原の成長する姿は、中日のまばゆい光になっている。【柏原誠】

最終更新:9月19日(月)9時36分

日刊スポーツ

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