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日本ハム高梨10勝、新人王に前進「まさか自分が」

日刊スポーツ 9月19日(月)7時58分配信

<日本ハム4-2ロッテ>◇18日◇札幌ドーム

 新人王候補が節目に到達した。日本ハム高梨裕稔投手(25)が粘りの投球で、自身初の10勝目を挙げた。勝ち投手の権利まで、あと2死と迫った5回1死。岡田の打球が右肘付近を襲うアクシデントも「めっちゃ痛かったけど、気合で投げました」。マウンドへ戻り、続く荻野を113キロのカーブで三ゴロ。6回も3者凡退で切り抜けた。

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 初回に1点を失った。チームの先発投手が初回に失点するのは、4試合連続だった。悪い流れは止められなかったが「増井さんも言っていましたが、粘っていれば野手のみなさんが点を取ってくれる」。前日17日に快投した先輩右腕から学んだ教訓。最終9回、吉川が試合を締めると笑みが広がった。

 プロ3年目で初めてシーズンを通して1軍で戦い続ける。中継ぎとして開幕し、6月からは先発の役目を全う。蓄積疲労もあるが、セルフケアとして行うのが温浴と冷水浴を交互に行う「交代浴」だ。血行を促進させ、乳酸などの疲労物質を取り除く効果があるという。遠征先の宿舎は浴槽が1つのため実践できず、札幌市内の寮で実行。今回の登板前にも体をリセット、快投のアクセントとなった。

 自身9連勝での大台到達に「まさか自分が10勝できるとは思わなかった」。着実に勝ち星を積み上げてきた新人王候補を、栗山監督も「疲れはあると思うけど、よく投げてくれた。オレは、あいつが新人王だと思っている」と、たたえた。「とにかく優勝したいし、チームに貢献したい」。投手陣の新星が大逆転優勝へ、弾みを付けた。【木下大輔】

最終更新:9月19日(月)10時9分

日刊スポーツ

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