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中国人民銀の銀行間取引リスク抑制に一定の効果、なお懸念も

ロイター 9月19日(月)15時18分配信

[上海 19日 ロイター] - 小規模銀行の短期借り入れへの依存低減に向けた中国人民銀行(中央銀行)の取り組みはある程度成功しているとみられるものの、市場筋は2013年に短期金利が急上昇し、世界の市場に混乱が広がった事態を想起し、警戒姿勢を維持している。

人民銀行は、短期融資への銀行の過度な依存を懸念し、銀行のレポ取引で翌日物と7日物から14日物と28日物へのシフトを促すとともに、流動性逼迫(ひっぱく)を回避するため、金融システムに流動性を供給している。

しかし、上海銀行間取引金利翌日物<SHIBORON=>は14日、2.15%まで上昇し、過去1年以上で最も高い水準をつけた。

7日物レポ金利(加重平均)<CN7DRP=CFXS>など他の指標金利も大幅に上昇した。中国市場は15、16日は祝日で休場だった。

国内中堅の商業銀行(上海)のトレーダーは「過去数日間はかなりタイトな状況だった」と指摘した。

中小規模銀行が流動性危機に直面すれば、すでに高水準の不良債権や資産の質悪化が懸念される銀行システム全体に、この問題が波及する可能性がある。

ただ、人民銀の取り組みにはある程度の効果も見られている。

中国外貨取引センター(CFETS)によると、9月14日時点の同月の翌日物レポ取引は21兆3000億元と、過去最高を記録した8月の40%程度にとどまり、7日物レポ取引は8月の40%未満となっている。

最終更新:9月19日(月)15時24分

ロイター