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ラミDeNA、ロペス弾でサヨナラ!19日初CS決める

サンケイスポーツ 9月19日(月)7時0分配信

 (セ・リーグ、DeNA6x-3広島=延長十回、24回戦、広島13勝11敗、18日、横浜)DeNAは18日、広島24回戦(横浜)に延長十回、6-3でサヨナラ勝ちした。ホセ・ロペス内野手(32)が、この日2発目となる29号の劇的3ラン。19日の広島戦(横浜、午後1時開始)に勝つか引き分ければ、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。歓喜の瞬間は、もうすぐだ。

 絶叫と歓喜がハマの夜空にこだまする。ロペスの打球は高い弾道を描き、広島ファンで赤く染まった左翼席に着弾。延長十回、3時間32分の戦いに、最強の助っ人がケリをつけた。

 「(六回の)1本目は打った瞬間に分かったけど、2本目は完璧じゃなかったから走ったよ」

 スポーツドリンクのシャワーでずぶぬれになっても満面の笑みだ。3-3の延長十回二死一、三塁で打席がまわってきた。カウント1-1から大瀬良の投げた内角低めの直球をとらえ、1試合2発の活躍で主役になった。

 一回に3失策で1失点する苦しい立ち上がりで、打線も五回まで無安打。嫌な雰囲気を変えたのもロペスだ。六回に一時逆転の28号2ランを右翼ポール際に運んだ。

 9月は7本塁打と量産し、米大リーグ、巨人時代を含めても29本塁打は自己最多だ。「横浜という素晴らしい街に住み、若い選手と楽しく野球ができている。ロッカーでも好きな音楽をガンガン流しているからね」と明かす。筒香を軸にした若いチームだが、巨人時代のリーグ優勝とCSの経験をもとに「数字を気にせず、リラックスして臨めばいいんだよ」とアドバイスを送る。

 12球団で唯一、CS出場経験のないチームが初の快挙に向かって突き進む中、悲しい出来事があった。10日、球団の前身時代も知る浅利光博マネジャー統括兼GM補佐が胃がんのため、61歳で死去した。

 1976年、秋田・角館(かくのだて)高から捕手として大洋にテスト入団した浅利氏は80年に引退後、用具係やマネジャーを歴任。98年の日本一も、その後の低迷期も、縁の下の力持ちとして支えてきた。2014年末に「余命1年」の宣告を受けたが、先月末まで病状を隠してチームに同行した。

 人知れず病魔と闘いながら、命の限りベイスターズに尽くした浅利氏のために、選手たちは左袖に喪章をつけて試合に臨み、スタンドには半旗が掲げられた。「本当に多くの助けをもらった。浅利さんが一番、CS行きを望んでいた。ベストを尽くして戦うだけ。ヨコハマで決められるようにしたいね」とラミレス監督。CS進出に必要な最少勝利数を示すクリンチナンバーはついに「1」。天国の浅利氏に朗報を届ける。

最終更新:9月19日(月)7時0分

サンケイスポーツ

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