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うわさの「iMac対抗Surface」は10月に発表か?

ITmedia PC USER 9月19日(月)9時40分配信

 2016年9月は「iPhone 7」の登場でAppleに注目が集まっており、10月以降にはMacのモデルチェンジも期待されている。これに負けじと、Microsoftも間もなく新製品を投入する見込みだ。

84型の超大画面Surface

 Microsoftは10月末に新製品発表イベントの開催を計画しており、うわさのオールインワン(AiO)型WindowsデスクトップPCのほか、Surfaceシリーズのプロセッサを最新版に置き換えるマイナーアップデート、そして同時期に登場するOEMの新製品群もまとめてアピールするという。

●デスクトップにも進出するSurface

 米ZDNetでMicrosoftの動向を追っているメアリー・ジョー・フォリー氏は、この新製品発表イベントが「Project Rio」というコード名で呼ばれており、10月最終週の開催を見込んでいるという開発者の話を報じている。

 1年前の2015年10月には、米ニューヨークで「Surface Book」「Surface Pro 4」「Lumia 950」「Lumia 950XL」「Lumia 550」「Microsoft Band」といった新製品が一挙に発表された。ジョー・フォリー氏は「予想」と前置きしたうえで、開催日は10月26日の水曜日(現地時間)、場所は再びニューヨークになる可能性が高いとしている。

 そして、ここで発表されるSurfaceブランドの新製品は「Cardinal」の開発コード名で呼ばれており、これが謎に包まれたオールインワン型デスクトップPCのようだ。8月の段階で米Windows Centralは「21型のフルHD」「24型の4K」「27型の4K」という3つのバリエーションが存在すると報じていたが、ジョー・フォリー氏はこのうちの2つまたは3つが製品として登場する可能性が高いと述べている。

 新製品の方向性としては、iMacに対抗する据え置き型の大画面オールインワン型デスクトップPCだが、Surfaceブランドらしく「タッチ対応PC」となりそうだ。また、「コンシューマー向けのSurface Hub」という性格も持ち合わせているという。

 Surface Hubはオフィスで電子黒板のように利用できる55型/84型の超大画面Windows PCだ。新製品は、Surface Hubの大きな特徴となっている「100ポイントのタッチ同時認識」「マルチユーザーの同時操作対応」をある程度引き継ぎ、特に共同作業向けの機構が盛り込まれるとのうわさがある。

 これが本当ならば、単純に家庭用PCだけでなく、「Surface Hubをオフィスに導入するには大きくて高いけど、小型で手軽に購入できる価格ならば……」という中規模や小規模のオフィスにおける需要も期待できる。

 ハードウェアスペックについては、Intelの第7世代Coreプロセッサ(開発コード名:Kaby Lake)を搭載して登場すると予想される。ただ、現状でKaby Lakeは「Y」または「U」の省電力版が中心となるため、ハイエンドなデスクトップPCというよりは「大型のタブレット」という感覚の方が近いかもしれない。

 製品の出荷は発表日から2~3週間後、米国では感謝祭の直前にあたる11月中旬のホリデーシーズン商戦がターゲットになるだろう。

 1つ気になるのは、ジョー・フォリー氏がこのイベントについて「2015年のようなMicrosoftハードウェアの祭典ではなく、多数のOEM製品にハイライトを当てる」と表現している点だ。これを額面通り受け取れば、OEM製品を紹介する中でMicrosoft純正のSurface新モデル群を発表するという流れになる。

 つまり、OEM各社に配慮して、わずか数日違いで「OEM製品」と「Surface製品」の発表会を別々に開催する日本マイクロソフトとは真逆の姿勢だ。Microsoft新製品アピールの場に自社製品を出されることによい印象を持たないOEMもあると思われ、実際の発表会がどうなるかに注目したい。

●これからのSurfaceとWindows 10アップデート時期は?

 もともとSurface ProやSurface Bookなど、タブレットPCの延長にあるSurface製品群のアップデートは2017年春になるといわれてきた。

 このタイミングではデザイン変更と機能アップデートの両方が見込まれており、特にUSB 3.1以降への対応や、場合によってはUSB Type-Cの採用で有線接続と電源まわりに大きな手が入れられる可能性がある。プロセッサはKaby Lakeの採用でパフォーマンスが向上するとみられるが、優先順位としては高くないだろう。特にSurface Bookのマッスルワイヤー機構や特徴的なヒンジがどう変わるのかに注目したい。

 一方、うわさが何度も出ては消えている「Surface Phone」については、ほとんど具体的な情報がない。Microsoft自身がLumiaの事業から手を引き始めており、Windows 10 Mobileは新たな活用分野が検討されつつも、そのメインターゲットはエンタープライズ用途へと傾き、サードパーティー製品のプッシュを始めるなど、Surface Phoneを取り巻く情勢は急速に変化している。

 少なくとも、コンシューマー向けにMicrosoftがSurface Phoneをプッシュする可能性はほとんどないだろう。

 2016年8月2日には開発コード名で「Redstone 1(RS1)」と呼ばれるWindows 10の大型アップデート「Anniversary Update(1607)」が公開されたが、次回の「Redstone 2(RS2)」は、前述のSurface新製品に合わせる形で「2017年春」の配信になったといううわさを以前紹介した。その後、2017年の夏から秋に「Redstone 3(RS3)」の提供が予定され、2017年は春と秋で2回の大規模なOSアップデートが行われるとの情報も紹介している。

 筆者が2016年春、Microsoftに「Windows as a Service(WaaS)」戦略におけるWindows 10のアップデート(Current Branch:CB)周期について質問したところ、「1年間に1~3回」との公式回答を得ていた。ところが2016年9月初旬にミーティングの席で再び確認したところ、「1年間に春と秋の2回」という回答に変わっていた。

 Microsoftが「春と秋」の季節にアップデートを行う予定で動いていることを確認できたのは、特に「どのタイミングでOSをアップデートすべきか」を気にする必要がある企業ユーザーにとって参考になるだろう。計画が破綻しない限り、2017年以降は少なくとも春と秋の周期でアップデートが行われることになるため、前もってシステム更新計画を考えておくのがよさそうだ。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

最終更新:9月19日(月)9時40分

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