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「テングサ漁、後世に」 藻場保全会を発足 東伊豆・稲取

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月19日(月)8時11分配信

 東伊豆町の若手漁師やダイバーらがこのほど、「伊豆稲取藻場保全会」を立ち上げた。江戸時代から続く伝統産業のテングサ漁を守るため、稲取港周辺の藻場の環境美化に取り組む。

 稲取地区では、海女の高齢化と後継者不足でテングサの収穫量が減り、雑草が増えるなど漁場の悪化が懸念されている。保全会は伊豆漁協稲取支所の運営委員や青年部の若手漁業者、生産者代表、外部ダイバーら30人で構成。国と県、町の助成を受け、2016年度から5年間で藻場3カ所、計3ヘクタールの岩盤清掃を行う。

 初年度は、漁師やダイバーの本業に影響が少ない冬場の作業を予定している。保全会の鈴木精代表(伊豆漁協理事)は「伝統のテングサ漁を後世に残すのがわれわれの役目。観光客にダイビング体験を兼ねてテングサを取ってもらうなど、活性化策を検討したい」と話す。

 稲取地区のテングサは高品質で、市場での評価も高い。一方で、水揚げを担ってきた海女漁が今夏で途絶えた。伊豆漁協は漁業権を改定し、17年度以降はダイバーによる採取を導入する。

静岡新聞社

最終更新:9月19日(月)8時11分

@S[アットエス] by 静岡新聞