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伝統の舞台心打つ 郡山で「柳橋歌舞伎」

福島民報 9月19日(月)9時37分配信

 江戸時代から受け継がれている福島県郡山市指定重要無形民俗文化財「柳橋歌舞伎」の定期公演は18日、市内中田町柳橋の柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)で行われ、伝統の舞台が大勢の観客を魅了した。
 柳橋歌舞伎保存会の主催、柳橋町内会の共催。福島民報社などの後援。郡山市を代表する秋の風物詩として親しまれている。例年は屋外に客席を設け野舞台で上演しているが、今年は雨のため室内公演となった。約500人が来場した。
 地元の御舘中生が「白波五人男稲瀬川勢揃いの場」「義経千本桜伏見稲荷鳥居前の場」を上演した。同校は総合的な学習の時間を活用し練習に励んでおり、裏方も含め全校生が参加した。
 保存会が「一谷嫩(ふたば)軍記須磨浦組討の場」「一谷嫩軍記熊谷陣屋の場」の二作を披露した。源平合戦のさなか、身代わりとなったわが子を討つ父親の苦悩が切々と伝わる舞台に来場者がじっくりと見入っていた。
 市内や三春町などに避難している富岡、双葉町民らを招待し、富岡町民が「ひょっとこ踊り」で会場を盛り上げた。

福島民報社

最終更新:9月19日(月)12時7分

福島民報