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虎・鳥谷、サードも白紙 金本監督が来季構想明かす「イチから」

サンケイスポーツ 9月19日(月)7時0分配信

 (セ・リーグ、阪神-巨人=雨天中止、18日、甲子園)鳥谷は三塁も白紙-。阪神・金本知憲監督(48)が18日、巨人戦(甲子園)が雨天中止となった後、“来季構想”について初めて言及した。現在、鳥谷敬内野手(35)が三塁に転向しているが「外国人選手の絡んでくる話」と、暫定を強調。Bクラスが確定し、この日、中日が勝ったため、単独最下位に転落。来季へ向けて本格的に動き出すなか、ポジションをイチから構築していく。

 前日17日にBクラスが確定し、虎の新たなスタートとなったこの日は、巨人戦が雨で流れた。

 「最後まで、きちっと戦う。負けてもいい試合なんてない。お客さんはお金を払って見にきてくれているんだから」

 残り7戦、勝利にこだわっていくことを強調した金本監督だが、同時に来季もしっかりと見据えていく。初めて口にした“来季構想”。その中のひとつが、ヘイグに始まり今季実に8人も守った「三塁」だ。

 「鳥谷は暫定? もちろん、もちろん。(来季のポジションは)イチからじゃないかな、やっぱり。外国人選手の絡んでくる話だし」

 不振の鳥谷を外して、遊撃に22歳の北條を入れる大ナタをふるった。主将は三塁へ回り、ここまで10試合でスタメン出場中。ただ、決して来季も「三塁・鳥谷」で確定ではないことを明言し、白紙を強調した。

 チーム打率・243、84本塁打、480得点すべてリーグ最低と低迷した攻撃陣を、立て直す。ゴメスの去就は未定も、球団フロントはとにかく打てる、4番を託せる新助っ人を獲って全面バックアップする構えだ。その決意はメジャー通算114発のカルロス・ゴメス外野手(30)=レンジャーズ=の名まで挙がったことでもわかる。そんな強打者を探していく中で、三塁手も候補というわけだ。

 ここまで打率・237と不振の鳥谷が復調できるかどうか。これは来季の戦力構想に大きくかかわる。また、球団関係者が「チーム事情的には鳥谷は二塁の方がいい。彼のポジションはいろいろ検討されていくだろう」と話すように、今季6人が守る二塁も“空位”。上本、大和、荒木らはレギュラーとして1シーズンを託せるか未知数だけに、「二塁・鳥谷」の可能性も十分、考えられる。

 もちろん、遊撃を北條から奪い返すほどの巻き返しを見せてくれれば、大きなプラス。いずれにしろ、用意された椅子というものはない。ポジションを奪い取れるかは、すべて本人次第だ。

 今季、指揮官は右翼・福留、遊撃・鳥谷、一塁・ゴメスの3人を不動のレギュラーと明言し、シーズンに臨んだ。しかし来季はまったく違う。現状で決まっているのは福留だけで、あとは未定と言っていい。

 「そう考えたら、そうやな。捕手も決まっていないし。高山も、FAとか外国人とかで(わからない)」

 この日、中日が勝ち、単独最下位に転落。3番に定着しつつあるゴールデンルーキーですら、決して安泰ではない競争だ。打てる新外国人のポジションや、FAの動向。ドラフトも含めた補強によって、さまざまな形がある。そのパズルを組む上で、鍵となる大きなピースが、鳥谷であることは確かだ。

最終更新:9月19日(月)8時3分

サンケイスポーツ

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