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ボルダリング王子誕生!楢崎智亜…スポーツクライミングの世界選手権優勝!

スポーツ報知 9月19日(月)6時6分配信

 2020年東京五輪の追加種目に決まったスポーツクライミングの世界選手権第4日は17日、パリで行われ、ボルダリング男子決勝で楢崎智亜(20)=栃木県連盟=が日本選手で初めて優勝した。パラクライミングの男子の視覚障害(B1)では小林幸一郎(東京都連盟)が優勝した。女子決勝は今季W杯ランキング2位の野中生萌(みほう、19)=東京都連盟=が2位に入った。W杯で4度の年間王者の実績を持つ野口啓代(27)=茨城県連盟=は3位だった。

 忍者のような軽快な身のこなしで、楢崎が日本人初の頂点に上りつめた。ボルダリング男子で日本人初の世界選手権制覇。東京五輪の追加種目に決まったスポーツクライミング界のイケメンホープは「やってやったぞという感じ。歓声がめちゃめちゃ気持ちいい。最高でした」と笑った。

 上位6人による決勝は、横っ跳びで突起物をつかむアクロバティックな動きや関節の柔軟性、高い技術力が要求される変化に富んだ課題(コース)設定だった。準決勝を6位通過した楢崎は1番手で登場。「自分でペースをつくれて(後続に)重圧をかけられる」と先に成功していくことでライバルを揺さぶった。トップで迎えた最後の課題は、覆いかぶさるような壁を見事に攻略。同じく3つの課題に成功したチェコ選手を試技数の少なさで上回った。

 小学5年の時にクライミングを始めると、自由度の高いボルダリングの魅力にとりつかれていった。「人それぞれのいろんな登り方ができる。そういうところに一番初めは引かれた」。イメージした通りに“壁”を攻略できた時の勝利の快感を求め、昨年3月に高校を卒業した後はプロクライマーの道を選んだ。

 パワーや手足の長さを武器とする海外選手に対し、身長170センチの楢崎は「空中感覚やバランス感覚に優れている。それが自分の長所」と自負する。子どもの頃に親しんだ器械体操も生きているという。東京五輪の金メダルを目標に掲げる20歳のクライマーは「これからどんどん活躍して『クライミングは格好いい』と憧れられる存在になりたい」と目を輝かせた。

 ◆ボルダリング ホールドと呼ばれる突起物が設置された高さ約3~5メートルの人工壁を、ロープを使わずに制限時間内によじ登る。複数の課題(コース)をいくつ登り切れたかで争い、成功数で並んだ場合は挑戦した回数の少ない選手が上位となる。柔軟性やバランス感覚が求められる日本の得意種目で、女子の野口啓代(茨城県連盟)はW杯で4度の年間王者に輝いた。20年東京五輪では制限時間内に到達できた高さを争う「リード」と、登り切る速さを競う「スピード」の各種目と組み合わせて実施する。

 ◆楢崎 智亜(ならさき・ともあ)1996年6月22日、栃木県生まれ。20歳。宇都宮北高卒業。兄の影響で小学5年から近所のジムでクライミングを始める。16年W杯は重慶大会優勝のほかナビムンバイ、インスブルック、ベイル大会で2位。170センチ。

最終更新:9月19日(月)6時6分

スポーツ報知

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