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車いすラグビー、悲願のメダル 貫いた全員プレー

朝日新聞デジタル 9月19日(月)12時55分配信

(18日、車いすラグビー3位決定戦)

 目指してきた全員ラグビーを貫いた。18日の車いすラグビー3位決定戦。52―50でカナダを下した日本の荻野晃一ヘッドコーチは「選手が落ち着いていたのが良かった」と悲願のメダル獲得を喜んだ。

【写真】車いすラグビーで銅メダルを獲得し、歓声に応える日本代表の選手たち=18日、カリオカアリーナ、金川雄策撮影

 まずは、4位だった2012年ロンドン大会からエースを務める池崎大輔と、ロンドン大会後に代表入りした主将の池透暢がリズムを作った。池崎と池は共に、障害の程度に応じて決まる持ち点がチームの中で最も高い3・0点。池崎は難病で筋力が衰え、池は事故で左手の感覚を失っている。それでも、この競技では障害が軽い部類に入り、他の選手よりも動きが速い。

 カナダがこのコンビを崩しにかかったとき、踏ん張ったのは他の2人だ。

 第1ピリオド6分、「プランをしっかり実行したい」と話していた持ち点1・0の若山英史が相手のパスをカットした。19歳のころにプールで負傷。握力がなく、胸から下も動かない。相手の狙いを先読みして動き、相手のパスを体に当てた。拾ったボールを回して最後に得点したのは今井友明だ。中学時代に首の骨を折った。若山と同じ程度の障害を持つ。それぞれが有言実行のプレーを見せた。

 池崎は言った。「自分たちの戦い方をしよう、そうすれば結果はついてくると話してきた。集中することができた」(後藤太輔)

朝日新聞社

最終更新:9月19日(月)12時55分

朝日新聞デジタル