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「反難民」党、また躍進=ドイツ国政与党、大きく後退―ベルリン市議選

時事通信 9月19日(月)7時40分配信

 【ベルリン時事】ドイツのベルリン市(州と同格)で18日、議会選挙が行われ、当局の暫定結果によると、難民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が14.2%を得票し、全160議席中25議席を獲得した。

 AfDは各州議会選で躍進を続けており、昨年以降ドイツに殺到した難民に対する国民の不満の大きさが改めて示された。2013年結成のAfDは、首都の議会選初挑戦で議席獲得を実現した。

 連邦レベルでメルケル政権に参加している社会民主党が第1党の座を守ったものの、得票率は21.6%で、11年の前回(28.3%)を大きく下回った。メルケル首相のキリスト教民主同盟も第2党を維持したが、得票率は前回の23.3%から17.6%に低下。首相の難民受け入れ政策への市民の反発が影響したとみられる。

 経済状況は良くないものの、ベルリンは自由や多様性を重んじる土地柄で知られ、移民に比較的寛容とみられてきた。AfDの首都での議席獲得は、「反難民」を掲げる大衆迎合的主張のドイツへの浸透を象徴する出来事と言える。 

最終更新:9月19日(月)9時57分

時事通信