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東京五輪・国体でおもてなし 目指せ「いばらき観光マイスター」

産経新聞 9月19日(月)7時55分配信

 県は、観光知識とおもてなしの心を併せ持つスペシャリスト「いばらき観光マイスター」の認定試験を10月23日に実施する。平成31年の茨城国体や32年の東京五輪・パラリンピックを見据えた取り組みの一環だ。県内の観光地や名産品などについての知識を問う試験で、昨年は509人が受験し、282人がマイスターとなった。目指すは「おもてなし日本一」-。(上村茉由)

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 認定試験は、心のこもったおもてなしによる観光振興に向けて、基本理念などを定めた「いばらき観光おもてなし推進条例」が平成26年11月に施行されたことを受け、27年から実施している。今回が2回目。

 県観光物産課の藤井直路課長補佐は「魅力度最下位というイメージをどうにかしたい。訪れた人に茨城はいいところだと分かってもらい、また来たいと思ってほしい」と語っており、そのために必要なのは、茨城の魅力を伝えられる人材の育成というわけだ。

 試験は60分間。全50問の4択問題に答え、40問以上正解なら合格となる。合格者には認定証と認定バッジが授与され、さらに上のランクの「いばらき観光マイスターS級」の認定試験の受験資格が得られる。S級はより高度な知識とおもてなしのスキルが求められ、実演試験を突破しなければならない。現在S級はわずか47人だ。

 S級の一人、「ホテルテラスザガーデン水戸」(水戸市宮町)の宿泊支配人、水越政和さん(39)は「試験範囲がかなり広く、細かい知識も問われ、難しかった」と振り返る。「S級認定のバッジを付けて勤務している以上、観光についての質問にスムーズに答えられるよう、より一層情報収集するようになった」という。

 観光マイスターの問題は「いばらき観光マイスターガイドブック」の内容から出題され、県を代表する観光資源から25問、市町村別の観光資源から25問という構成になっている。

 大子町の袋田の滝、常陸太田市の竜神大吊橋、水戸市の偕楽園、ひたちなか市の国営ひたち海浜公園、潮来市の水郷潮来あやめ園、つくば市の筑波山…。そんな数々の観光資源が紹介されているガイドブックは、県観光物産課か各市町村の観光担当課で入手するか、「観光いばらき」のホームページ(http://www.ibarakiguide.jp/)でダウンロードできる。

 受験申し込みは今月23日まで。県内在住、もしくは県内に勤務、通学している人が対象で、メールかはがきで申し込む。受験料は無料。詳しくは「観光いばらき」ホームページか、県観光物産課(電)029・301・3617まで。

 果たして、今回は何人の合格者が出るのか。藤井課長補佐のアドバイスはこうだ。

 「傾向は昨年と変わらないので、過去問を参考にしてほしい。ガイドブックを興味を持って読んでもらえば大丈夫です!」

最終更新:9月19日(月)7時55分

産経新聞