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【ローズS】シンハライト 薄氷の差し切りVも秋華賞へ死角なし

東スポWeb 9/19(月) 19:33配信

 18日に阪神競馬場で行われたGIIローズS(芝外1800メートル)は1番人気に支持された樫の女王に軍配。シンハライト(石坂)が逃げ切りを図るクロコスミアをゴール寸前でとらえて薄氷の差し切りV。3着カイザーバルとともに秋華賞(10月16日=京都芝内2000メートル)の優先出走権を獲得した。その一方で桜花賞馬ジュエラーは11着に大敗。春の2冠を分け合ったライバル同士の直接対決は明暗が分かれた。この結果が本番にどうつながっていくのか。

 前夜からの雨で重馬場となった舞台はスピードとともにパワーも要求されるタフなコンディション。加えて休み明け、プラス14キロの馬体増。単勝1・6倍と圧倒的な支持を集めていたものの、不安がないわけではなかった。実際にふたを開けてみれば最後はハナ差の大接戦。しかし池添はかわせると思っていた、と振り返る。

「スタートは普通に出たし、道中は落ち着いて運べていた。ただ、3コーナーで本来取りたかったポジションを他馬に取られたことで少しモタついてしまった。それでもエンジンが掛かってからはすごかったね。坂を上がった時に大丈夫と思ったよ。結果を見ればギリギリだったけどね」

 他馬が伸びあぐねる中で際立つ伸び脚。最速上がりとなった時計は33秒7。次位を0秒7上回る豪脚での逆転劇に池添も顔をほころばせる。これまでも、デュランダル、スイープトウショウ、オルフェーヴルなど数々の名馬の能力をフルに引き出してきた仕事人だけに重圧も何のその。今日はシンハライトの持ち味を生かしてみせた。

 同世代最強のライバル・ジュエラーとの直接対決は2勝1敗と勝ち越したが「別にジュエラーと1対1で走るわけではないですからね。こっちは秋華賞に向けてしっかりやっていくだけです」と池添。あくまで冷静に本番を見据える。

 石坂調教師は「パドックでは若干太く見えたし、負けていたら敗因と言われただろうね。でも、オークスの時は東京に持って行ってギリギリだった。今日はリフレッシュ放牧と成長分でこの体重だからね。余裕を残したわけじゃないけど久々の分でこの数字になったんだよ。それと馬場は朝の時点では不良になると思ったけど、思ったほど悪くならなかった。この程度の馬場なら大丈夫と思っていた。でも、最後はすごい勝負根性だったね。正直負けたんじゃないかと思ったけど」。

 春のGIシリーズで結果を残し続けてきたシンハライトがパワーアップしてターフに戻ってきた。戦前の不安も克服し、次に向かうは大一番・秋華賞。元来の決め手に磨きをかけ、女王としての貫禄すら備わりつつあるだけに死角らしい死角は見当たらない。

最終更新:9/19(月) 19:33

東スポWeb

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