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米連続爆発 9・11後の平穏一転 叫び声、逃げる市民

産経新聞 9月19日(月)7時55分配信

 ■新たな不審物に処理班投入

 【ニューヨーク=松浦肇】ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区で17日夜に発生した爆発事件は、米中枢同時テロ以降、平和な暮らしを享受していたニューヨーク市民を驚かせた。

 「突然、叫び声が聞こえたので窓から外をのぞくと、歩行者が走っていた。爆発後には、ガラスの破片が道の反対側にもパラパラと舞っていた」

 爆発が起きた際、交通量が多く地下鉄駅もある23丁目近くで夕食を食べていたという技師のセブ・トノーさんは、おびえた表情でこう語った。

 直後に現場近くで記者会見したデブラシオ市長は、表情をこわばらせつつ、捜査を徹底的に行うと約束した。

 爆発から数時間たった午後11時半ごろ、今度は数百メートル離れた27丁目で不審な物体が発見された。粘着テープで携帯電話を装着した圧力鍋が道路上わきに放置されており、捜査員は色めき立った。

 27丁目は23丁目ほど人通りは多くないが、近所には専門学校があり、学生が寮生活を送っている。ニューヨーク市警は一帯を封鎖し、米連邦捜査局(FBI)と連携するテロ対策チームの爆発物処理班を急遽(きゅうきょ)派遣した。

 処理班は爆発物を処理する特殊ロボットを現場に投入。処理中に爆発する危険があったため、「27丁目周辺には近寄らないように」との警報が携帯電話経由で市民に一斉に流された。

 隣州ニュージャージー州シーサイドパークでも同日朝に爆発事件があったため、市警は封鎖地帯に警察犬を投入することでさらなる爆発物発見に努めた。

 チェルシー地区から徒歩圏内の観光地タイムズ・スクエア。市警はテロ対策の訓練を受けた警察官を数百人規模で展開し、不審人物に厳しく目を光らせた。

 日付が変わった18日午前2時ごろ、27丁目に仕掛けられた不審物の処理が完了した。記者会見したオニール市警本部長は「爆発現場付近の防犯カメラの映像を詳しく調べている」と述べた。テロ組織との関連性は明らかではないが、ニューヨークに張り詰めた緊張の糸が和らぐ気配はない。

 「第3の爆弾が発見された」。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には同日午前3時ごろこんな偽情報が流れ、チェルシー地区に張り付いていた地元メディアが慌てふためく場面もあった。

最終更新:9月19日(月)8時47分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。