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「障害が持つ可能性」アピール=4年後東京へ課題山積〔パラリンピック〕

時事通信 9月19日(月)10時35分配信

 マラカナン競技場の歓声に包まれ、小池百合子都知事が受け取ったパラリンピック旗を大きく振った。南米で初めて開催された障害者スポーツの祭典は4年後、56年ぶりに東京へと引き継がれる。
 東京大会のプレゼンテーションでは、障害を持つ人の可能性を訴えた。冒頭は1カ月前の五輪と似た演出。東京での開催と、東日本大震災の復興支援への感謝を人文字で表した。1964年東京大会を映像で振り返り、パラリンピックがもたらした社会の意識変化を伝えた。後半は障害を「魅力」として活躍するアーティストが、スタイリッシュな東京をファッションやダンスで表現。安倍晋三首相がマリオに扮(ふん)したようなサプライズこそないが、どれも力強く見る者に訴えかけた。
 金メダルなしに終わった日本。各国のレベルアップは想定以上で、4年後に向けて厳しい現実を突きつけられた。ブラジルが計72個のメダルを獲得して盛り上げたように、大会の成功に開催国の活躍は欠かせない。日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は「2020年に向けた具体策を立てたい」と焦りをにじませる。
 選手の発掘や練習環境の整備など、障害者スポーツならではの問題は多い。競泳代表で、東京大会の組織委員会理事も務める成田真由美(横浜サクラ)は言う。「課題を日本に持ち帰らなくてはいけないが、東京なら絶対にできる」。今回得た教訓をどう生かすか。(時事)

最終更新:9月19日(月)10時39分

時事通信