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NYテロ 19日に国連首脳会合…万全警備に穴

産経新聞 9月19日(月)7時55分配信

 ニューヨーク・マンハッタンで発生した爆発について、地元警察は故意の犯行との見方を強めている。2001年の米中枢同時テロ以降、万全の警備体制を敷き、多くのテロ計画を未然に防いできた同市が再び狙われたのはなぜなのか。

 ニューヨークの国連本部では19日、各国首脳らによるハイレベル会合が開催され、20日からは一般討論演説も始まる。今月はファッション・ウイークも開催されるなど同市は世界中から注目されており、犯行は国際社会への明確な「脅し」とも受け取れる。

 現場となったチェルシー地区はおしゃれなカフェやギャラリーが立ち並び、世界中から訪れる観光客にも人気のエリアだ。東に2キロほど離れ、厳戒態勢が敷かれているマンハッタン東部の国連本部一帯とは異なり、狙いやすい場所でもある。南に4キロほど離れた場所には、米中枢同時テロの舞台になった世界貿易センタービル跡地もあり、世界への“発信力”は高い。

 ただ、ニューヨーク市警の関係者は産経新聞の取材に「次の標的はニューヨーク市につながるトンネルや橋という想定があった」と指摘。今回の事件は用意周到なテロではなく、短絡的な犯行との見方も強い。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)などによるテロが世界各地で頻発する中、大都市ニューヨークでは同時テロ以降、テロは1件も発生しなかった。ケリー元市警本部長の著書によると、同時テロ以降、同市を標的にしたテロ計画は16件あったが、未遂に終わった。

 市警は同時テロの反省から情報共有の重要性を学び、米連邦捜査局(FBI)や米中央情報局(CIA)との連携を強化。いったんテロの情報が寄せられると、現場に大勢の警官を配置し、徹底的に封じ込めた。ただ、完璧な防御策は存在せず、前出の市警関係者は「15年間テロが起きなかったのは運が良かっただけだ」と指摘している。(ニューヨーク 上塚真由)

最終更新:9月19日(月)8時13分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。