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【パラ男子マラソン】岡村、銅!「本当にうれしい」

スポーツ報知 9月19日(月)6時6分配信

◆リオデジャネイロ・パラリンピック ▽男子マラソン(18日)

 【リオデジャネイロ(ブラジル)18日=細野友司】最終日は陸上などが行われ男子マラソン(視覚障害T12)で、岡村正広(46)=RUNWEB=が2時間33分59秒で銅メダルを獲得した。今大会から採用された女子でも、道下美里(39)=三井住友海上=が3時間6分52秒で銀メダル。

 脚がぐんぐん前に出た。35キロ手前で首位を快走していたスペイン選手がまさかの途中棄権。4番手だった岡村が表彰台圏内に浮上した。「沿道からの声援で、3位になったのは分かった。前回、ロンドン4位で悔しい思いをして、今回メダルで本当にうれしい。地道にトレーニングしてきた成果が出た」。拳を握って銅メダルのゴールに飛び込んだ。

 遺伝性の弱視で視野が極度に狭く、足元などが見づらい。中学時代に「球技ができないから」と始めた陸上に、コツコツと打ち込んできた。46歳で迎える今大会は年齢との闘いでもあった。千葉県立千葉盲学校に教員として勤務し、練習時間に確保できるのは朝夕合わせて1日2時間ほど。暗いと危険なため、夜間はライトアップした競技場でしか練習できない制限もある。

 その中で、どう強くなるか。鍼灸(しんきゅう)師の国家資格を生かして自分で自分にはり治療を行って、コンディショニングに気を配った。「足首や太ももなどを重点的にケアした」。7月には月間870キロを走破。自信を胸に挑戦したリオで、欲しかったメダルをつかみとった。

 スタート時は気温27度、湿度89%の悪条件。給水を適切にとり、ペースを落とすことなく乗り切れた。23歳で本格的にマラソンを始めて20年以上。様々なレースを積み重ねた経験も、岡村の力になった。「他のスポーツができないコンプレックスもあった。マラソンは生きがいになっている」。心から走ることを愛する46歳にとって、リオのメダルは最高の勲章だ。

 ◆岡村 正広(おかむら・まさひろ)1970年4月13日、静岡県生まれ。46歳。RUNWEB所属。12年ロンドン大会4位。175センチ、55キロ。

最終更新:9月19日(月)21時3分

スポーツ報知

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