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中国首相歴訪へ 「国連に貢献」総会で誇示 南シナ海は譲歩せず

産経新聞 9月19日(月)7時55分配信

 ■キューバ訪問…安倍首相と接触も

 【北京=西見由章】中国の李克強首相は18日、米国とカナダ、キューバを訪問するため北京を出発した。日程は28日まで。中国がオランダ・ハーグの仲裁裁判所が示した裁定を拒否し、南シナ海の軍事拠点化を継続する姿勢を示す中、李氏は米ニューヨークで開かれる国連総会に初めて出席し、国連への貢献と国際秩序を守る立場をアピールする。

 安倍晋三首相も18~24日の日程で外遊し、国連総会への出席や日本の首相として初となるキューバ訪問を予定している。中国の海洋進出や中南米での影響力拡大をめぐる日中の綱引きが活発化しそうだ。一方で、5回目の核実験に踏み切った北朝鮮への新たな制裁決議に向け、両氏が意見交換する可能性もある。

 国連創設70周年の昨年、中国は習近平国家主席が総会に出席し、「東洋の主戦場として日本軍国主義の主力を破った」などと「戦勝国」の地位を強調した。李氏は今回、南シナ海問題で譲歩しない姿勢を示すとともに、国連平和維持活動(PKO)への参加や途上国への支援など、「国連事業の強固な支持者」(李保東外務次官)の立場を誇示し、孤立イメージの払拭を図るとみられる。

 李氏は1960年の国交樹立以降、中国首相として初めてキューバを訪問。ラウル・カストロ国家評議会議長に加え、フィデル・カストロ前議長との会談も調整している。エネルギーや環境保護分野など約30の協力文書に調印する見通しだ。関係強化を通じ、中南米諸国への影響力を強める狙いもありそうだ。

 李氏はキューバに先立ち中国首相として13年ぶりにカナダを訪れてトルドー首相と会談する。カナダは8月、中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟を決定。中国は今月、中朝国境でスパイ活動に従事していたとして「国家機密詮索窃取罪」で起訴したカナダ人男性を、有罪判決の後で約2年ぶりに保釈した。

 良好な関係を演出する動きが目立つ中、中国は自由貿易協定(FTA)締結や、逃亡した汚職官僚の引き渡しなどで働きかけを強めそうだ。

最終更新:9月19日(月)7時55分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。