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米、シリアで誤爆か 政権側90人死亡、停戦に影響も

産経新聞 9月19日(月)7時55分配信

 【カイロ=大内清】シリア東部デリゾール県のアサド政権軍拠点に17日、米国主導の有志連合による空爆があり、シリア人権監視団(英国)によると、政権側兵士少なくとも90人が死亡した。アサド政権を支援するロシアと米国が主導して12日に発効した停戦枠組みに影響する可能性がある。

 米側は、空爆は同拠点がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)側のものだと認識していたためだとして、政権側に被害があったとしても「意図的なものではない」と説明。その一方で米国防総省のクック報道官は、同拠点に空爆を行うと通達した際に「露側から懸念の声は上がらなかった」と述べた。

 これに対し、露外務省のザハロワ報道官は「米国はISを守っている」と非難。国連安全保障理事会は17日夜、ロシアの要請で緊急会合を開催し、対応を協議した。

 12日に発効した一時停戦ではISなど過激派への攻撃は除外されており、アサド政権側はデリゾールなど各地でIS側との戦闘を続けている。

 停戦に関する米露合意では、発効から1週間、停戦が維持されれば、米露が過激派掃討に向けた軍事連携を進めるとしている。

 ただ、今回の「誤爆」で米露の相互不信が高まるのは必至。米国が支援する反体制派と政権側は停戦発効直後から互いの停戦違反を非難し合っており、かろうじて成立している停戦を維持できるか不透明な状況にある。

最終更新:9月19日(月)7時55分

産経新聞

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