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<パラ陸上>温存体力ラストに一気…岡村「銅」男子マラソン

毎日新聞 9月19日(月)21時4分配信

 リオデジャネイロ・パラリンピック最終日は18日、マラソン(視覚障害)の男子は前回大会4位の岡村正広(RUNWEB)が2時間33分59秒で銅メダルを取った。

 会場のコパカバーナ海岸沿いは30度近い気温と強い日差しが選手たちの体力を奪った。序盤から4~5番手にいた岡村は「最初から暑くなると思ってペースを設定していた」という。トップを走っていた選手の途中棄権で30キロ過ぎからメダル圏内に入っても落ち着きを失うことはない。35キロ過ぎで堀越との日本勢同士の競り合いを一気に引き離すと、蓄えていたエネルギーを使ってフィニッシュした。

 日ごろは千葉県立千葉盲学校の教諭としてマッサージ師などを目指す生徒を指導しながら、残業の合間に学校のグラウンドにランタンを置いて走る。「頭もすっきりして仕事もはかどる」と笑う一方で、レースでのスタミナを養うには格好の機会になっていた。

 終盤には堀越と接触。足が引っかかった堀越が転倒するアクシデントもあった。「助けようとしたけど、ライバル」と心を鬼にして先を行く。国内で常にトップ争いをする2人はレース後、健闘をたたえ合うように笑みをかわした。28歳の堀越に対し、岡村は46歳。初めて獲得したパラリンピックのメダルはベテランの健在ぶりを示した。【岩壁峻】

最終更新:9月19日(月)21時13分

毎日新聞