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次世代の育成急務=金メダルなし、東京の糧に〔パラリンピック〕

時事通信 9月19日(月)14時59分配信

 【リオデジャネイロ時事】リオデジャネイロ・パラリンピックで、日本選手団は金メダルなしという予想外の結果に終わった。東京大会のステップとして、前回ロンドン大会から倍の10個を目標に掲げたが、誤算が相次いだ。世代交代の問題が露呈したと言ってもいい。
 車いすテニスの男子シングルスでは、3連覇が期待された国枝慎吾(ユニクロ)がメダルを逸した。右肘痛で試合に出られなかった時期があり、ダブルスの銅で面目を保った形。柔道(視覚障害)では男子100キロ超級で正木健人(エイベックス)が連覇を逃す。2年前の国際大会で膝を痛めた右足をかばっていた。結果に直結する負傷を抱えた2人に、選手団のけん引役を任せざるを得ないのが実情だった。
 準々決勝で敗退したゴールボール女子(視覚障害)は、ロンドンの主力と若手の融合に取り組んできたが、実際には守備の要を担う39歳の浦田、得点力のある33歳の安達に多くを頼った。研究されていると分かっていても、時間が足りなかった。
 若手育成のモデルとして、光明が見えた例もある。健常者と交じったハンドボールで鍛えられた義手スプリンターの辻沙絵。日体大の指導者が適性を見極め、2年足らずで銅メダルに導いた。陸上車いすの佐藤友祈(WORLD―AC)を2年余りで銀メダリストに育て上げた選手兼任の松永仁志コーチ(同)は「多くの選手が目移りしてコーチや環境を変えるが、ほとんどが遠回りする」と指摘する。今大会に10代で出場した競泳の一ノ瀬メイ(近大)や池愛里(東京成徳大高)、車いすバスケットボール男子の鳥海連志(長崎・大崎高)ら有望株を育てるには、腰を据えた強化策が必要だろう。
 障害者スポーツの所管官庁がリハビリ目的の厚生労働省からスポーツ担当の文部科学省に移り、競技力向上の機運は高まっている。しかし、東京大会招致成功から3年しかたっておらず、ロンドン大会の貯金に頼ってしまった。2020年に向けて追い風が吹く中、次世代のメダリスト育成は急務だ。

最終更新:9月19日(月)15時23分

時事通信

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