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<リオパラ>世界記録200超「新時代の手本」…熱戦に幕

毎日新聞 9月19日(月)21時18分配信

 【リオデジャネイロ長田舞子】南米で初めて開催されたパラリンピック・リオデジャネイロ大会が18日、12日間の熱戦の幕を閉じた。国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長は「リオ市民の喧噪(けんそう)と情熱、温かさが選手たちの力となり、不可能と思えたことを成し遂げる原動力になった」と閉会を宣言。エネルギーに満ちあふれた大会を振り返った。

 閉会式はマラカナン競技場で18日午後8時(日本時間19日午前8時)に始まった。日本は車いすテニスの女子シングルスで銅メダルを獲得した上地(かみじ)結衣(エイベックス)が旗手として登場した。車いすテニスの男子ダブルスで銅メダルの国枝慎吾(ユニクロ)、陸上女子400メートルで銅メダルに輝いた21歳の辻沙絵(日体大)ら選手・関係者ら約160人が参加した。選手たちは会場中央の座席で「TOKYO2020」と記された小旗を笑顔で振り、4年後の大舞台をアピールした。

 大会組織委員会のヌズマン会長は「我々は壮大な大会をやり遂げ、世界に示すことができた」とあいさつ。政治的、経済的に混迷する中で五輪・パラリンピックを乗り切ったことを誇らしげに語った。開幕前は12%と不振だったチケット販売は最終的に08年北京大会を上回り、ロンドン大会の約270万枚に次ぐ約200万枚が売れた。

 国主導のドーピング違反が発覚したロシア選手団の出場が全面的に禁じられたが、大会の競技レベルは飛躍的に向上して200を超える世界記録が誕生。クレーブン会長は選手たちに向けて「根拠のない同情の目を誇りに変えた。あなたたちはヒーローで新たな時代のスポーツファンのお手本だ」とたたえた。

 閉会式の冒頭には、自転車男子のレースで大会史上初の死亡事故で亡くなったバハマン・ゴルバルネジャド(イラン)に黙とうがささげられた。

最終更新:9月19日(月)21時25分

毎日新聞